正の奇数の列を、第n群に(2n-1)個の数が入るように分ける。 (1) 第n群の最初の数をnの式で表せ。 (2) 第n群に入るすべての数の和を求めよ。

代数学数列等差数列和の公式数式処理
2025/5/22

1. 問題の内容

正の奇数の列を、第n群に(2n-1)個の数が入るように分ける。
(1) 第n群の最初の数をnの式で表せ。
(2) 第n群に入るすべての数の和を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 第n群の最初の数を求める。第n群の最初の数は、第(n-1)群までの項数の和に1を加えたものである。
第k群には(2k-1)個の数が入るので、第(n-1)群までの項数の和は、
k=1n1(2k1)=2k=1n1kk=1n11=2(n1)n2(n1)=n(n1)(n1)=(n1)(n1)=(n1)2\sum_{k=1}^{n-1} (2k-1) = 2\sum_{k=1}^{n-1} k - \sum_{k=1}^{n-1} 1 = 2\frac{(n-1)n}{2} - (n-1) = n(n-1) - (n-1) = (n-1)(n-1) = (n-1)^2
したがって、第n群の最初の数は、(n1)2+1=n22n+1+1=n22n+2(n-1)^2 + 1 = n^2 - 2n + 1 + 1 = n^2 - 2n + 2となる。
(2) 第n群に入るすべての数の和を求める。
第n群には(2n-1)個の数が入る。
第n群の最初の数はn22n+2n^2 - 2n + 2であり、奇数の列なので、公差は2である。
したがって、第n群の最後の数はn22n+2+2(2n11)=n22n+2+2(2n2)=n22n+2+4n4=n2+2n2n^2 - 2n + 2 + 2(2n-1-1) = n^2 - 2n + 2 + 2(2n-2) = n^2 - 2n + 2 + 4n - 4 = n^2 + 2n - 2である。
第n群の和は、等差数列の和の公式より、
(2n1)(n22n+2+n2+2n2)2=(2n1)(2n2)2=(2n1)n2=2n3n2\frac{(2n-1)(n^2 - 2n + 2 + n^2 + 2n - 2)}{2} = \frac{(2n-1)(2n^2)}{2} = (2n-1)n^2 = 2n^3 - n^2

3. 最終的な答え

(1) n22n+2n^2 - 2n + 2
(2) 2n3n22n^3 - n^2

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