平行四辺形ABCDにおいて、$AB = 4$, $AD = 3$, $\angle BAD = 60^\circ$のとき、対角線ACの長さを求めよ。

幾何学平行四辺形余弦定理対角線角度辺の長さ
2025/5/22

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、AB=4AB = 4, AD=3AD = 3, BAD=60\angle BAD = 60^\circのとき、対角線ACの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

余弦定理を使って、ABD\triangle ABDにおいて、AC2AC^2を計算します。余弦定理は、三角形の2辺の長さとその間の角の余弦がわかれば、残りの1辺の長さを求めることができる定理です。
ABC\triangle ABC において、余弦定理より
AC2=AB2+BC22ABBCcosABCAC^2 = AB^2 + BC^2 - 2 \cdot AB \cdot BC \cdot \cos{\angle ABC}
平行四辺形なので、BC=AD=3BC = AD = 3 です。ABC=180BAD=18060=120\angle ABC = 180^\circ - \angle BAD = 180^\circ - 60^\circ = 120^\circです。したがって、
AC2=42+32243cos120AC^2 = 4^2 + 3^2 - 2 \cdot 4 \cdot 3 \cdot \cos{120^\circ}
cos120=12\cos{120^\circ} = -\frac{1}{2} なので、
AC2=16+924(12)AC^2 = 16 + 9 - 24 \cdot (-\frac{1}{2})
AC2=25+12AC^2 = 25 + 12
AC2=37AC^2 = 37
AC=37AC = \sqrt{37}

3. 最終的な答え

37\sqrt{37}

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