関数 $f(x) = \frac{1}{2x-4}$ について、以下の問いに答える。 (1) 関数 $y = f(x)$ の漸近線を求め、逆関数 $f^{-1}(x)$ を求める。 (2) 逆関数 $y = f^{-1}(x)$ のグラフを描く。

解析学関数逆関数漸近線グラフ
2025/5/23

1. 問題の内容

関数 f(x)=12x4f(x) = \frac{1}{2x-4} について、以下の問いに答える。
(1) 関数 y=f(x)y = f(x) の漸近線を求め、逆関数 f1(x)f^{-1}(x) を求める。
(2) 逆関数 y=f1(x)y = f^{-1}(x) のグラフを描く。

2. 解き方の手順

(1)
漸近線について:
f(x)f(x) の定義域は 2x402x-4 \neq 0 より、x2x \neq 2。したがって、x=2x=2 が垂直な漸近線である。
xx が非常に大きくなるにつれて、f(x)f(x)00 に近づく。したがって、y=0y=0 が水平な漸近線である。
逆関数について:
y=f(x)=12x4y = f(x) = \frac{1}{2x-4} とする。
xxyy を入れ替えて、x=12y4x = \frac{1}{2y-4} とする。
x(2y4)=1x(2y-4) = 1
2xy4x=12xy - 4x = 1
2xy=4x+12xy = 4x + 1
y=4x+12xy = \frac{4x+1}{2x}
したがって、f1(x)=4x+12x=2+12xf^{-1}(x) = \frac{4x+1}{2x} = 2 + \frac{1}{2x}
(2)
逆関数 y=f1(x)=4x+12x=2+12xy = f^{-1}(x) = \frac{4x+1}{2x} = 2 + \frac{1}{2x} のグラフを描く。
垂直漸近線は x=0x=0 であり、水平漸近線は y=2y=2 である。
f1(x)=0f^{-1}(x) = 0 となる xx は存在しない。
x=1x=1 のとき、f1(1)=4(1)+12(1)=52=2.5f^{-1}(1) = \frac{4(1)+1}{2(1)} = \frac{5}{2} = 2.5
x=1x=-1 のとき、f1(1)=4(1)+12(1)=32=32=1.5f^{-1}(-1) = \frac{4(-1)+1}{2(-1)} = \frac{-3}{-2} = \frac{3}{2} = 1.5

3. 最終的な答え

(1) 漸近線: x=2x=2, y=0y=0
逆関数: f1(x)=4x+12xf^{-1}(x) = \frac{4x+1}{2x}
(2) 逆関数のグラフ:グラフはx軸に垂直な漸近線x=0とy軸に平行な漸近線y=2を持つ双曲線。

「解析学」の関連問題

$-6\sin^2 \theta + 3\cos 2\theta$ の最大値を求める問題です。

三角関数最大値最小値
2025/5/23

問題は、$-6\sin^2(2\theta) + 3\cos(2\theta) + 8 - 132$ を簡略化することです。

三角関数恒等式簡略化代入
2025/5/23

媒介変数表示された曲線 $x = e^{-t} \cos{t}$, $y = e^{-t} \sin{t}$ ($0 \le t \le 1$) の長さ $L$ を求めます。 (1) $L$ を求める...

曲線長媒介変数表示積分微分
2025/5/23

与えられた関数の右側極限を計算します。つまり、次の極限を求めます。 $\lim_{x \to 0+0} \frac{1}{1 + \frac{1}{\log_2 x}}$

極限関数の極限対数関数
2025/5/23

問題は、非同次線形微分方程式 $y'' = 2N + B$ を定数係数で解くことです。ただし、$N$ と $B$ は定数です。問題番号は(3)で、この問題に続く問題番号は(370)のようです。ここでは...

微分方程式定数係数積分
2025/5/23

(1) $\cos 7\theta \sin 2\theta$ を2つの三角関数の和の形に直せ。 (2) $0 \le \theta < 2\pi$ のとき、関数 $y = 3\sqrt{2}\sin...

三角関数三角関数の合成積和の公式最大値最小値
2025/5/23

与えられた微分方程式 $\frac{dN}{dt} = \alpha N$ (ただし、$\alpha > 0$) を初期条件 $N(0) = N_0$ のもとで解く問題です。ここで、「定数係数の同次線...

微分方程式変数分離初期条件指数関数
2025/5/23

(1) $0 < \alpha < \frac{\pi}{2}$ で、$\cos \alpha = \frac{2}{3}$ のとき、$\sin 2\alpha$ と $\cos 2\alpha$ の...

三角関数加法定理角度三角比
2025/5/23

(1) $0 < \alpha < \frac{\pi}{2}$ で、$\cos \alpha = \frac{2}{3}$ のとき、$\sin 2\alpha$ と $\cos 2\alpha$ の...

三角関数加法定理直線の傾き2直線のなす角
2025/5/23

次の関数を微分する問題です。 (1) $ (2x-3)^6 $ (2) $ \left( \frac{x^3}{2x+5} \right)^4 $ (3) $ \sqrt[3]{x^3+4x+1} $...

微分合成関数商の微分冪関数
2025/5/23