図1において、線分ABを直線$l$を軸として対称移動したものをA'B'とし、A'B'を直線$m$を軸として対称移動したものをA"B"とする。直線$l$と直線$m$のなす角が40°のとき、∠BOB"の大きさを求める。
2025/5/24
## 問題8
1. 問題の内容
図1において、線分ABを直線を軸として対称移動したものをA'B'とし、A'B'を直線を軸として対称移動したものをA"B"とする。直線と直線のなす角が40°のとき、∠BOB"の大きさを求める。
2. 解き方の手順
* 点Bを直線に関して対称移動した点をB'とすると、∠BOB'は、直線と線分BB'が垂直に交わることを利用して、 (直線と線分OBのなす角)となる。
* 同様に、点B'を直線に関して対称移動した点をB"とすると、∠B'OB"は、 (直線と線分OB'のなす角)となる。
* したがって、∠BOB" = ∠BOB' + ∠B'OB" = (直線と線分OBのなす角) + (直線と線分OB'のなす角)となる。
* ここで、直線と直線のなす角が40°であることから、∠BOB" = (直線と直線のなす角) = となる。
3. 最終的な答え
∠BOB" = 80°
## 問題9
1. 問題の内容
図2において、AC = BC = 4cmの直角二等辺三角形ABCを、点Cを中心として時計回りに45°回転移動させたものが三角形A'B'Cである。影をつけた部分の面積を求める。
2. 解き方の手順
* 影をつけた部分の面積は、扇形ACA'の面積から三角形B'CAの面積を引いたものと考えることができる。
* 扇形ACA'の面積は、である。
* 三角形B'CAは直角二等辺三角形であり、B'C = AC = 4cmであるから、面積はである。
* したがって、影をつけた部分の面積は、となる。
3. 最終的な答え
(cm²)
## 問題10
1. 問題の内容
一辺の長さが2cmの立方体ABCD-EFGHがあり、点Eを中心とし、3点A, F, Hを通る半径2cmの球の一部が立方体内部に入っている。この立体の体積Vを求める。
2. 解き方の手順
* 球の一部は、半径2cmの球の1/8である。なぜなら、球の中心Eから見ると、立方体の各頂点は直角に交わる3つの辺によって作られているため、球を8等分したうちの1つが立方体に入っている部分となる。
* 半径2cmの球の体積は、である。
* 求める体積Vは、球の体積の1/8であるから、となる。