一辺の長さが1の正四面体OABCについて、以下の問いに答える問題です。 (1) 底面ABCの内接円の半径$r$を求める。 (2) 正四面体OABCの高さを求める。 (3) 辺ABの中点と頂点Oを結ぶ線分上に点Pをとり、$x=OP$とする。Pを通り底面ABCに平行な平面による側面OABの切り口を$L$とする。$L$が$T$に含まれるような$x$の最大値$x_1$を求める。さらに、$x_1 \le x \le \frac{\sqrt{3}}{2}$のとき、$L$と$T$の共通部分の長さと、正四面体OABCの表面で$T$に含まれる部分の面積を求める。
2025/5/24
はい、承知しました。問題を解いていきます。
1. 問題の内容
一辺の長さが1の正四面体OABCについて、以下の問いに答える問題です。
(1) 底面ABCの内接円の半径を求める。
(2) 正四面体OABCの高さを求める。
(3) 辺ABの中点と頂点Oを結ぶ線分上に点Pをとり、とする。Pを通り底面ABCに平行な平面による側面OABの切り口をとする。がに含まれるようなの最大値を求める。さらに、のとき、との共通部分の長さと、正四面体OABCの表面でに含まれる部分の面積を求める。
2. 解き方の手順
(1) 正三角形の内接円の半径を求める。正三角形の一辺の長さをとすると、内接円の半径は、で与えられる。この問題では、なので、となる。
(2) 正四面体の高さを求める。正四面体の高さをとすると、で与えられる。この問題では、なので、となる。
(3) がに含まれるようなの最大値を求める。
点Pから底面ABCに下ろした垂線の足をHとする。また、ABの中点をMとすると、OMは高さとなり、となる。
なので、PHとABのなす角をとすると、となる。との共通部分が存在するためには、PHは内接円の半径以下である必要がある。内接円の半径はなので、となる。なので、となる。したがって、となる。よって、。
のとき、との共通部分の長さを求める。
のとき、は点となり、が増加するにつれて、は線分として長くなる。この長さをとすると、となる。
正四面体OABCの表面でTに含まれる部分の面積を求める。
底面ABCの内接円の面積はとなる。
側面OAB, OBC, OCAについて考える。これらの面積は等しいので、OABについて考える。LはABに平行な線分なので、面積は0となる。したがって、正四面体OABCの表面でTに含まれる部分の面積はとなる。
3. 最終的な答え
(1)
(2) 正四面体OABCの高さは
(3)
のとき、LとTの共通部分の長さは
正四面体OABCの表面でTに含まれる部分の面積は