整式 $P(x)$ を $x+2$ で割った余りが $-12$、 $x-3$ で割った余りが $13$ であるとき、$P(x)$ を $x^2 - x - 6$ で割った余りを求める問題です。

代数学整式余りの定理多項式剰余
2025/3/8

1. 問題の内容

整式 P(x)P(x)x+2x+2 で割った余りが 12-12x3x-3 で割った余りが 1313 であるとき、P(x)P(x)x2x6x^2 - x - 6 で割った余りを求める問題です。

2. 解き方の手順

余りの定理より、P(2)=12P(-2) = -12P(3)=13P(3) = 13 が成り立ちます。
P(x)P(x)x2x6x^2 - x - 6 で割った余りは、1次以下の整式となるので、ax+bax + b とおきます。
すると、P(x)=(x2x6)Q(x)+ax+bP(x) = (x^2 - x - 6)Q(x) + ax + b と表せます (Q(x)Q(x)は商)。
x2x6=(x+2)(x3)x^2 - x - 6 = (x+2)(x-3) なので、P(x)=(x+2)(x3)Q(x)+ax+bP(x) = (x+2)(x-3)Q(x) + ax + b とも表せます。
したがって、P(2)=2a+b=12P(-2) = -2a + b = -12P(3)=3a+b=13P(3) = 3a + b = 13 が成り立ちます。
この2つの式から aabb を求めます。
連立方程式を解くと、
3a+b=133a + b = 13
2a+b=12-2a + b = -12
上の式から下の式を引くと、 5a=255a = 25 となり、a=5a = 5 が得られます。
a=5a = 53a+b=133a + b = 13 に代入すると、15+b=1315 + b = 13 より、b=2b = -2 が得られます。
したがって、求める余りは 5x25x - 2 となります。

3. 最終的な答え

5x25x - 2

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