$\triangle OAB$ において、$OA=3$, $OB=2$, $\angle AOB = 60^\circ$ とする。$\angle AOB$ の二等分線と辺 $AB$ の交点を $C$ とし、点 $D$ を線分 $OC$ 上の点とする。また、直線 $OA$ に関して点 $D$ と対称な点を $D'$、辺 $OB$ の中点を $E$ とし、線分 $DE$ と直線 $OA$ の交点を $F$ とする。 (1) $\vec{OA} \cdot \vec{OB}$ を求め、$OC$ を $\vec{OA}$, $\vec{OB}$ で表す。 (2) $\vec{OD} = \frac{3}{4} \vec{OC}$ とする。線分 $DD'$ と直線 $OA$ の交点を $G$ とするとき、$OG$ を $\vec{OA}$ の実数倍で表す。また、$\vec{OA} \perp \vec{DG}$ より,$k$ の値を求め、$OD'$ を $\vec{OA}$, $\vec{OB}$ で表す。 (3) $\vec{OD} = \frac{3}{4} \vec{OC}$ とする。点 $F$ は線分 $DE$ 上の点であるから、$\vec{OF}$ は $0 < s < 1$ を満たす実数 $s$ を用いて表される。このとき、$s$ の値を求め、$\vec{OF}$ を $\vec{OA}$ で表す。
2025/5/24
1. 問題の内容
において、, , とする。 の二等分線と辺 の交点を とし、点 を線分 上の点とする。また、直線 に関して点 と対称な点を 、辺 の中点を とし、線分 と直線 の交点を とする。
(1) を求め、 を , で表す。
(2) とする。線分 と直線 の交点を とするとき、 を の実数倍で表す。また、 より, の値を求め、 を , で表す。
(3) とする。点 は線分 上の点であるから、 は を満たす実数 を用いて表される。このとき、 の値を求め、 を で表す。
2. 解き方の手順
(1)
したがって、。
の二等分線は、 と の単位ベクトルの和の方向に平行である。
ここで、 は辺 上にあるから、 とおける。
, なので、 より
(2)
とおくと、 より、
は の中点であるから、 より、
(3)
は の実数倍なので、
3. 最終的な答え
(1) ,
(2) ,
(3) ,