2次方程式 $x^2 - 2ax + a + 6 = 0$ が2つの解を持ち、その2つの解がともに1より小さいような定数 $a$ の値の範囲を求める。

代数学二次方程式解の配置判別式不等式
2025/5/24

1. 問題の内容

2次方程式 x22ax+a+6=0x^2 - 2ax + a + 6 = 0 が2つの解を持ち、その2つの解がともに1より小さいような定数 aa の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

2次方程式 x22ax+a+6=0x^2 - 2ax + a + 6 = 0 の2つの解を α\alpha, β\beta とする。
この問題の条件を満たすためには、以下の3つの条件が同時に成り立つ必要がある。
(i) 判別式 D0D \geq 0 (実数解を持つ条件)
(ii) 軸の位置 < 1
(iii) f(1)>0f(1) > 0
(i) 判別式について
D=(2a)24(a+6)=4a24a24=4(a2a6)=4(a3)(a+2)D = (-2a)^2 - 4(a + 6) = 4a^2 - 4a - 24 = 4(a^2 - a - 6) = 4(a-3)(a+2)
D0D \geq 0 より、(a3)(a+2)0(a-3)(a+2) \geq 0
したがって、a2a \leq -2 または a3a \geq 3 ... (1)
(ii) 軸の位置について
f(x)=x22ax+a+6f(x) = x^2 - 2ax + a + 6 より、軸は x=ax = a
a<1a < 1 ... (2)
(iii) f(1)>0f(1) > 0 について
f(1)=122a(1)+a+6=12a+a+6=a+7f(1) = 1^2 - 2a(1) + a + 6 = 1 - 2a + a + 6 = -a + 7
a+7>0-a + 7 > 0 より、a<7a < 7 ... (3)
(1), (2), (3) の共通範囲を求める。
a2a \leq -2 または a3a \geq 3 かつ a<1a < 1 かつ a<7a < 7
よって、a2a \leq -2

3. 最終的な答え

a2a \leq -2

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