放物線 $y=2x^2$ を平行移動した曲線で、点$(2,-7)$を通り、頂点が $y=-x^2$ 上にある放物線を求める。

代数学二次関数放物線平行移動頂点二次方程式
2025/5/24

1. 問題の内容

放物線 y=2x2y=2x^2 を平行移動した曲線で、点(2,7)(2,-7)を通り、頂点が y=x2y=-x^2 上にある放物線を求める。

2. 解き方の手順

まず、放物線 y=2x2y=2x^2 を平行移動した曲線は、一般に y=2(xp)2+qy=2(x-p)^2 + q と表せる。
ここで、(p,q)(p,q) は頂点の座標である。
問題文より、頂点は y=x2y=-x^2 上にあるので、q=p2q = -p^2 である。
したがって、放物線は y=2(xp)2p2y = 2(x-p)^2 - p^2 と表せる。
この放物線が点 (2,7)(2,-7) を通るので、x=2,y=7x=2, y=-7 を代入すると、
7=2(2p)2p2-7 = 2(2-p)^2 - p^2
7=2(44p+p2)p2-7 = 2(4 - 4p + p^2) - p^2
7=88p+2p2p2-7 = 8 - 8p + 2p^2 - p^2
p28p+15=0p^2 - 8p + 15 = 0
(p3)(p5)=0(p-3)(p-5) = 0
よって、p=3p=3 または p=5p=5 である。
p=3p=3 のとき、q=p2=32=9q=-p^2 = -3^2 = -9 より、放物線は y=2(x3)29y = 2(x-3)^2 - 9
y=2(x26x+9)9y = 2(x^2 - 6x + 9) - 9
y=2x212x+189y = 2x^2 - 12x + 18 - 9
y=2x212x+9y = 2x^2 - 12x + 9
p=5p=5 のとき、q=p2=52=25q=-p^2 = -5^2 = -25 より、放物線は y=2(x5)225y = 2(x-5)^2 - 25
y=2(x210x+25)25y = 2(x^2 - 10x + 25) - 25
y=2x220x+5025y = 2x^2 - 20x + 50 - 25
y=2x220x+25y = 2x^2 - 20x + 25

3. 最終的な答え

y=2x212x+9y = 2x^2 - 12x + 9
または
y=2x220x+25y = 2x^2 - 20x + 25

「代数学」の関連問題

与えられた式 $(x-1)(x-2)(x-3)(x-6) - 3x^2$ を展開し、整理して簡単にします。

多項式の展開因数分解式の整理
2025/5/24

2次関数 $f(x) = x^2 - x - 2$ について以下の問いに答えます。 (1) 関数が最小値をとるときの $x$ 座標の値を求めます。 (2) $x$ 軸との交点の値を求めます。 (3) ...

二次関数平方完成微分グラフ最小値x軸との交点
2025/5/24

与えられた関数 $f(x) = -x^2 + 4x + 5$ について、以下の2つの問題を解きます。 (1) 関数が最大値をとるときの $x$ 座標を求めます。 (2) 関数と $x$ 軸との交点の ...

二次関数最大値平方完成二次方程式因数分解グラフ
2025/5/24

$(x+1)^5$ の $x^3$ の係数を求めよ。

二項定理展開係数
2025/5/24

与えられた複素数の分数を計算する問題です。具体的には、$\frac{2-i}{2+i}$ を計算します。

複素数複素数の計算分数
2025/5/24

複素数 $i$ の100乗 $i^{100}$ を計算します。

複素数虚数単位べき乗計算
2025/5/24

与えられた等式 $2x^2 + 1 = a(x+1)^2 + b(x+1) + c$ が恒等式となるように、定数 $a$, $b$, $c$ の値を求める問題です。

恒等式二次関数連立方程式係数比較
2025/5/24

複素数の問題です。与えられた式は以下です。 $\frac{1}{(1-i)^9} = (1-i)^{-9}$ この等式が成り立つことを証明する必要があります。

複素数ド・モアブルの定理複素数の計算
2025/5/24

次の式を計算します。 $\frac{x^2+x-6}{x^2-4x+4} \times \frac{x^2+2x-8}{x^2-x-12}$

分数式因数分解式の計算約分
2025/5/24

与えられた数式を簡約化する問題です。数式は以下の通りです。 $\frac{x^2+x-6}{x^2-4x+4} \times \frac{x^2+2x-8}{x^2-x-12}$

数式簡約化因数分解分数式
2025/5/24