80人の人にAとBの2問のクイズを出題したところ、Aを正解した人は63人、Bを正解した人は12人、A, Bをともに正解した人は10人であった。次の人数を求めます。 (1) AとBの少なくとも一方を正解した人 (2) AもBも正解しなかった人 (3) Aだけ正解し、Bは正解しなかった人

確率論・統計学集合包除原理確率
2025/5/25

1. 問題の内容

80人の人にAとBの2問のクイズを出題したところ、Aを正解した人は63人、Bを正解した人は12人、A, Bをともに正解した人は10人であった。次の人数を求めます。
(1) AとBの少なくとも一方を正解した人
(2) AもBも正解しなかった人
(3) Aだけ正解し、Bは正解しなかった人

2. 解き方の手順

(1) AとBの少なくとも一方を正解した人数は、Aを正解した人数とBを正解した人数を足し合わせ、AとBの両方を正解した人数を引くことで求められます。これは包除原理に基づいています。
AB=A+BAB A \cup B = A + B - A \cap B
63+1210=6563 + 12 - 10 = 65
(2) AもBも正解しなかった人数は、全体の人数からAとBの少なくとも一方を正解した人数を引くことで求められます。
全体(AB)=AB=全体(A+BAB)全体 - (A \cup B) = A\cap B = 全体 - (A + B - A \cap B)
8065=1580 - 65 = 15
(3) Aだけ正解し、Bは正解しなかった人数は、Aを正解した人数からAとBの両方を正解した人数を引くことで求められます。
AABA - A \cap B
6310=5363 - 10 = 53

3. 最終的な答え

(1) 65人
(2) 15人
(3) 53人

「確率論・統計学」の関連問題

10人の男子学生の身長と体重のデータが与えられており、以下の設問に答える問題です。 (1) 散布図を描く。 (2) 身長の標本平均と標本分散を求める。 (3) 体重の標本平均と標本分散を求める。 (4...

統計散布図標本平均標本分散共分散相関係数
2025/5/25

(4) 身長 $x$ と体重 $y$ の共分散 $c_{xy}$ を小数第1位まで求める。 (5) 身長 $x$ と体重 $y$ の相関係数 $r_{xy}$ を小数第2位まで求める。 これらの問題を...

共分散相関係数統計標準偏差
2025/5/25

10人の男子学生の身長(cm)と体重(kg)のデータが与えられています。 (1) 散布図を描きます。 (2) 身長(x)の標本平均と標本分散を小数第1位まで求めます。 (3) 体重(y)の標本平均と標...

統計標本平均標本分散共分散散布図
2025/5/25

10人の男子学生の身長(cm)と体重(kg)のデータが与えられている。このデータに基づいて、身長をx軸、体重をy軸とした散布図を描く問題である。

散布図統計データデータの可視化相関関係
2025/5/25

大人3人と子供5人が1列に並ぶとき、どの大人も隣り合わない並び方は何通りあるかを求める問題です。

順列組み合わせ場合の数数え上げ
2025/5/25

大人3人と子ども5人が1列に並ぶとき、少なくとも一端に大人が来るような並び方は何通りあるかを求める問題です。

順列場合の数組み合わせ条件付き確率
2025/5/25

TさんはM駅の近くにマイホームを建てようと考えており、AからHまでの8箇所の住宅地について、M駅からの距離X (単位: m) と地価Y (単位: 万円/m²) を調査した。このデータをもとに、以下の問...

回帰分析相関係数散布図統計データの分析
2025/5/25

事象AとBについて、条件付き確率 $P(A|B) = 1/2$、$P(A) = 1/4$、$P(B) = 1/3$が与えられています。このとき、条件付き確率$P(B|A)$を求めます。

条件付き確率確率
2025/5/25

サイコロを転がして出る目を確率変数 $X$ と $Y$ とします。新しい確率変数 $R$ を $R = X - Y$ と定義するとき、$R$ がとらない値はどれか。選択肢は 0, 1, 2, その他の...

確率変数サイコロ確率分布
2025/5/25

1つのサイコロを2回投げたとき、目の和が以下のようになる出方はそれぞれ何通りあるか。 (1) 5または7 (2) 4の倍数 (3) 6以下

確率サイコロ場合の数組み合わせ
2025/5/25