ベクトル $\vec{x}$ と $\vec{y}$ に関する連立方程式 $\vec{x} + \vec{y} = 2\vec{a}$ $\vec{x} - \vec{y} = 4\vec{b}$ を解き、$\vec{x}$ と $\vec{y}$ を $\vec{a}$ と $\vec{b}$ で表す問題です。

代数学ベクトル連立方程式線形代数
2025/5/25

1. 問題の内容

ベクトル x\vec{x}y\vec{y} に関する連立方程式
x+y=2a\vec{x} + \vec{y} = 2\vec{a}
xy=4b\vec{x} - \vec{y} = 4\vec{b}
を解き、x\vec{x}y\vec{y}a\vec{a}b\vec{b} で表す問題です。

2. 解き方の手順

この連立方程式を解くには、加法と減法を用いることができます。
まず、2つの式を足し合わせることで、y\vec{y} を消去します。
(x+y)+(xy)=2a+4b(\vec{x} + \vec{y}) + (\vec{x} - \vec{y}) = 2\vec{a} + 4\vec{b}
2x=2a+4b2\vec{x} = 2\vec{a} + 4\vec{b}
両辺を2で割ることで、x\vec{x} を得ます。
x=a+2b\vec{x} = \vec{a} + 2\vec{b}
次に、x=a+2b\vec{x} = \vec{a} + 2\vec{b} を最初の式 x+y=2a\vec{x} + \vec{y} = 2\vec{a} に代入して、y\vec{y} を求めます。
(a+2b)+y=2a(\vec{a} + 2\vec{b}) + \vec{y} = 2\vec{a}
y=2a(a+2b)\vec{y} = 2\vec{a} - (\vec{a} + 2\vec{b})
y=2aa2b\vec{y} = 2\vec{a} - \vec{a} - 2\vec{b}
y=a2b\vec{y} = \vec{a} - 2\vec{b}

3. 最終的な答え

x=a+2b\vec{x} = \vec{a} + 2\vec{b}
y=a2b\vec{y} = \vec{a} - 2\vec{b}

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