関数 $f(x) = x^3 - 3x^2 - 9x + 2$ について、以下の問いに答える問題です。 - $f'(x) = 0$ となる $x$ の値を求める。 - 極大値と極小値を求める。 - $y = f(x)$ のグラフの概形を選ぶ。

解析学微分三次関数極値グラフ
2025/5/25

1. 問題の内容

関数 f(x)=x33x29x+2f(x) = x^3 - 3x^2 - 9x + 2 について、以下の問いに答える問題です。
- f(x)=0f'(x) = 0 となる xx の値を求める。
- 極大値と極小値を求める。
- y=f(x)y = f(x) のグラフの概形を選ぶ。

2. 解き方の手順

(1) f(x)=0f'(x) = 0 となる xx の値を求める。
f(x)=x33x29x+2f(x) = x^3 - 3x^2 - 9x + 2 を微分すると、
f(x)=3x26x9=3(x22x3)=3(x3)(x+1)f'(x) = 3x^2 - 6x - 9 = 3(x^2 - 2x - 3) = 3(x - 3)(x + 1)
f(x)=0f'(x) = 0 となる xx の値は、x=1x = -1x=3x = 3
したがって、アの選択肢は ①。
(2) 極大値と極小値を求める。
x=1x = -1 のとき、f(1)=(1)33(1)29(1)+2=13+9+2=7f(-1) = (-1)^3 - 3(-1)^2 - 9(-1) + 2 = -1 - 3 + 9 + 2 = 7
x=3x = 3 のとき、f(3)=(3)33(3)29(3)+2=272727+2=25f(3) = (3)^3 - 3(3)^2 - 9(3) + 2 = 27 - 27 - 27 + 2 = -25
増減表を考えると、x=1x = -1 で極大値 77 をとり、x=3x = 3 で極小値 25-25 をとる。
したがって、イの選択肢は ③、ウの選択肢は ①。
(3) y=f(x)y = f(x) のグラフの概形を選ぶ。
三次関数であり、x3x^3 の係数が正であることから、グラフは右肩上がり。
極大値が 77、極小値が 25-25 であることを考慮すると、グラフは図示できないため、省略します。

3. 最終的な答え

ア:①
イ:③
ウ:①

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