与えられた命題に対して、必要条件、十分条件、必要十分条件、またはどれでもないかを判断する問題です。

その他命題必要条件十分条件必要十分条件論理
2025/5/25

1. 問題の内容

与えられた命題に対して、必要条件、十分条件、必要十分条件、またはどれでもないかを判断する問題です。

2. 解き方の手順

(1) a=3a=3 かつ b=2b=2 ならば a+b=5a+b=5 は真です。一方、a+b=5a+b=5 であっても、a=3a=3 かつ b=2b=2 とは限りません(例えば、a=1,b=4a=1, b=4)。よって十分条件ですが必要条件ではありません。
(2) x=3x=3 ならば x26x+9=(x3)2=0x^2 - 6x + 9 = (x-3)^2 = 0 は真です。また、x26x+9=0x^2 - 6x + 9 = 0 ならば (x3)2=0(x-3)^2 = 0 より x=3x=3 です。よって必要十分条件です。
(3) x>2x>2 ならば x>1x>1 は真です。一方、x>1x>1 であっても x>2x>2 とは限りません(例えば、x=1.5x=1.5)。よって十分条件ですが必要条件ではありません。
(4) 四角形の2本の対角線の長さが等しいからといって、長方形であるとは限りません。例えば、等脚台形が反例です。長方形であれば対角線の長さは等しいですが、逆は成り立ちません。よって必要条件ですが十分条件ではありません。
(5) a<ba<b ならば ac<bcac<bc は、c>0c>0 のとき成り立ちますが、c<0c<0 のときは ac>bcac>bc となり、c=0c=0 のときは ac=bcac = bc となります。一方、ac<bcac < bc ならば c>0c>0 のとき a<ba < b となりますが、c<0c<0 のときは a>ba > bc=0c=0 のときは a,ba,b の大小関係は定まりません。よって必要条件でも十分条件でもありません。
(6) 4の倍数かつ6の倍数であることは、12の倍数であることと同値です。24の倍数ならば12の倍数ですが、12の倍数でも24の倍数とは限りません。例えば12は12の倍数ですが24の倍数ではありません。よって必要条件ですが十分条件ではありません。

3. 最終的な答え

(1) イ
(2) ウ
(3) イ
(4) ア
(5) エ
(6) ア

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