1. 問題の内容
与えられた命題に対して、必要条件、十分条件、必要十分条件、またはどれでもないかを判断する問題です。
2. 解き方の手順
(1) かつ ならば は真です。一方、 であっても、 かつ とは限りません(例えば、)。よって十分条件ですが必要条件ではありません。
(2) ならば は真です。また、 ならば より です。よって必要十分条件です。
(3) ならば は真です。一方、 であっても とは限りません(例えば、)。よって十分条件ですが必要条件ではありません。
(4) 四角形の2本の対角線の長さが等しいからといって、長方形であるとは限りません。例えば、等脚台形が反例です。長方形であれば対角線の長さは等しいですが、逆は成り立ちません。よって必要条件ですが十分条件ではありません。
(5) ならば は、 のとき成り立ちますが、 のときは となり、 のときは となります。一方、 ならば のとき となりますが、 のときは 、 のときは の大小関係は定まりません。よって必要条件でも十分条件でもありません。
(6) 4の倍数かつ6の倍数であることは、12の倍数であることと同値です。24の倍数ならば12の倍数ですが、12の倍数でも24の倍数とは限りません。例えば12は12の倍数ですが24の倍数ではありません。よって必要条件ですが十分条件ではありません。
3. 最終的な答え
(1) イ
(2) ウ
(3) イ
(4) ア
(5) エ
(6) ア