与えられた条件について、必要条件、十分条件、必要十分条件、または必要条件でも十分条件でもないかを判断する問題です。具体的には、以下の3つの命題について考えます。 (1) $x = 2$ は $x^2 - 5x + 6 = 0$ であるための( )。 (2) $ac = bc$ は $a = b$ であるための( )。 (3) $a = b$ は $a^2 + b^2 = 2ab$ であるための( )。 選択肢は以下の通りです。 (ア) 必要十分条件である (イ) 必要条件であるが十分条件ではない (ウ) 十分条件であるが必要条件ではない (エ) 必要条件でも十分条件でもない
2025/5/25
1. 問題の内容
与えられた条件について、必要条件、十分条件、必要十分条件、または必要条件でも十分条件でもないかを判断する問題です。具体的には、以下の3つの命題について考えます。
(1) は であるための( )。
(2) は であるための( )。
(3) は であるための( )。
選択肢は以下の通りです。
(ア) 必要十分条件である
(イ) 必要条件であるが十分条件ではない
(ウ) 十分条件であるが必要条件ではない
(エ) 必要条件でも十分条件でもない
2. 解き方の手順
(1) は であるための( )。
- まず、 を解きます。
よって、 または 。
- ならば は真である。
- ならば は偽である(の場合がある)。
したがって、 は であるための十分条件であるが、必要条件ではない。
(2) は であるための( )。
- より
よって、 または 。
- ならば は真である。
- ならば は偽である ( かつ の場合)。例えば、, , のとき、, となり、は成り立つが、 は成り立たない。
したがって、 は であるための必要条件であるが、十分条件ではない。
(3) は であるための( )。
- ならば、 および より、 は真である。
- より、
よって、。
したがって、 は であるための必要十分条件である。
3. 最終的な答え
(1) ウ
(2) イ
(3) ア