(1) $a$を$n$回掛けたものを$a$の$n$乗という。空欄を埋め、指数法則を記述する。 (2) $a > 0$とする、$n$乗すると$a$になる数を$a$の何というか。

代数学指数法則冪乗指数関数不等式累乗根大小比較
2025/5/25
はい、承知いたしました。以下に問題の回答を示します。
**問題3**

1. 問題の内容

(1) aann回掛けたものをaann乗という。空欄を埋め、指数法則を記述する。
(2) a>0a > 0とする、nn乗するとaaになる数をaaの何というか。

2. 解き方の手順

(1) aann回掛けたものをaann乗といい、ana^nと書く。a1,a2,,ana^1, a^2, \dots, a^nをまとめてaaの冪乗という。
指数法則は、aman=am+na^m \cdot a^n = a^{m+n}(am)n=amn(a^m)^n = a^{mn}が成り立つ。
(2) nn乗するとaaになる数はaann乗根という。

3. 最終的な答え

(1) ana^n, 冪乗, am+na^{m+n}, amna^{mn}
(2) nn乗根
**問題4**

1. 問題の内容

指数が有理数の場合にも指数法則が成り立つように、正の数aaの冪乗を拡張したい。空欄を埋め、なぜそのように定めるべきなのかを説明する。

2. 解き方の手順

(1) a0=1a^0 = 1と定義する。これは、axa0=ax+0=axa^x \cdot a^0 = a^{x+0} = a^xとなるようにするためである。
(2) ax=1axa^{-x} = \frac{1}{a^x}と定義する。これは、axax=ax+(x)=a0=1a^x \cdot a^{-x} = a^{x+(-x)} = a^0 = 1となるようにするためである。
(3) amn=amna^{\frac{m}{n}} = \sqrt[n]{a^m}と定義する。これは、(a1n)n=a1nn=a1=a(a^{\frac{1}{n}})^n = a^{\frac{1}{n} \cdot n} = a^1 = aとなるようにするためである。

3. 最終的な答え

(1) 11
(2) 1ax\frac{1}{a^x}
(3) amn\sqrt[n]{a^m}
**問題5**

1. 問題の内容

定義される冪乗axa^xについて、以下の指数法則を埋めよ。また、f(x)=axf(x) = a^xのグラフが、aaの値によって増加関数になるか減少関数になるか答えよ。

2. 解き方の手順

(1) 指数法則は、axay=ax+ya^x \cdot a^y = a^{x+y}(ax)y=axy(a^x)^y = a^{xy}axay=axy\frac{a^x}{a^y} = a^{x-y}(ab)x=axbx(ab)^x = a^x b^x(ab)x=axbx(\frac{a}{b})^x = \frac{a^x}{b^x}
(2) a>1a>1のとき、f(x)=axf(x) = a^xは狭義単調増加関数である。0<a<10<a<1のとき、f(x)=axf(x) = a^xは狭義単調減少関数である。

3. 最終的な答え

(1) ax+ya^{x+y}, axya^{xy}, axya^{x-y}, axbxa^x b^x, axbx\frac{a^x}{b^x}
(2) 増加、減少
**問題6**

1. 問題の内容

222\sqrt{2}, 0.50.5, 325\sqrt[5]{32}をそれぞれ22の形に直し、大小を比較せよ。

2. 解き方の手順

22=2212=232=21.52\sqrt{2} = 2 \cdot 2^{\frac{1}{2}} = 2^{\frac{3}{2}} = 2^{1.5}
0.5=12=210.5 = \frac{1}{2} = 2^{-1}
325=(25)15=21\sqrt[5]{32} = (2^5)^{\frac{1}{5}} = 2^1
指数を比較すると、1.5>1>11.5 > 1 > -1なので、22>325>0.52\sqrt{2} > \sqrt[5]{32} > 0.5

3. 最終的な答え

22>325>0.52\sqrt{2} > \sqrt[5]{32} > 0.5
**問題7**

1. 問題の内容

不等式 (13)x127(\frac{1}{3})^x \geq \frac{1}{27}の解を求めよ。

2. 解き方の手順

(13)x127(\frac{1}{3})^x \geq \frac{1}{27}
(13)x(13)3(\frac{1}{3})^x \geq (\frac{1}{3})^3
13\frac{1}{3}0<13<10 < \frac{1}{3} < 1なので、指数関数の単調減少性から、
x3x \leq 3

3. 最終的な答え

x3x \leq 3
**問題8**

1. 問題の内容

次の式をapbqa^p b^qの形に表せ。

2. 解き方の手順

(1) (ab)3×(ab3)2a4b5=a3b3×a2b6a4b5=a5b9a4b5=a54b95=a1b4=ab4\frac{(ab)^3 \times (ab^3)^2}{a^4 b^5} = \frac{a^3 b^3 \times a^2 b^6}{a^4 b^5} = \frac{a^5 b^9}{a^4 b^5} = a^{5-4} b^{9-5} = a^1 b^4 = ab^4
(2) a5b×a2b33ab=a52b12×a23b33ab=a52+23b12+1ab=a15+46b32ab=a196b32ab=a1961b321=a136b12\frac{\sqrt{a^5 b} \times \sqrt[3]{a^2 b^3}}{ab} = \frac{a^{\frac{5}{2}} b^{\frac{1}{2}} \times a^{\frac{2}{3}} b^{\frac{3}{3}}}{ab} = \frac{a^{\frac{5}{2}+\frac{2}{3}} b^{\frac{1}{2}+1}}{ab} = \frac{a^{\frac{15+4}{6}} b^{\frac{3}{2}}}{ab} = \frac{a^{\frac{19}{6}} b^{\frac{3}{2}}}{ab} = a^{\frac{19}{6}-1} b^{\frac{3}{2}-1} = a^{\frac{13}{6}} b^{\frac{1}{2}}

3. 最終的な答え

(1) ab4ab^4
(2) a136b12a^{\frac{13}{6}} b^{\frac{1}{2}}

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