問題は2つあります。 (1) 4月にあるクラスの17人の通学時間(分)のデータが与えられています。このデータから、第1四分位数、第2四分位数(中央値)、第3四分位数、四分位範囲を求めます。 与えられたデータは次の通りです。 $5, 10, 6, 9, 12, 18, 7, 20, 9, 15, 12, 6, 18, 15, 9, 11, 10$ (2) 9月に3人の転入生が来て、その3人の通学時間がそれぞれ8分、12分、21分であるとき、20人のデータについて、第1四分位数、第2四分位数(中央値)、第3四分位数、四分位範囲を求めます。 (3) 4月と9月のデータの箱ひげ図をそれぞれ書きます。

確率論・統計学四分位数箱ひげ図データの分析統計
2025/5/25

1. 問題の内容

問題は2つあります。
(1) 4月にあるクラスの17人の通学時間(分)のデータが与えられています。このデータから、第1四分位数、第2四分位数(中央値)、第3四分位数、四分位範囲を求めます。
与えられたデータは次の通りです。
5,10,6,9,12,18,7,20,9,15,12,6,18,15,9,11,105, 10, 6, 9, 12, 18, 7, 20, 9, 15, 12, 6, 18, 15, 9, 11, 10
(2) 9月に3人の転入生が来て、その3人の通学時間がそれぞれ8分、12分、21分であるとき、20人のデータについて、第1四分位数、第2四分位数(中央値)、第3四分位数、四分位範囲を求めます。
(3) 4月と9月のデータの箱ひげ図をそれぞれ書きます。

2. 解き方の手順

(1) まず、4月のデータを小さい順に並べ替えます。
5,6,6,7,9,9,9,10,10,11,12,12,15,15,18,18,205, 6, 6, 7, 9, 9, 9, 10, 10, 11, 12, 12, 15, 15, 18, 18, 20
次に、各四分位数を求めます。
* 第1四分位数(Q1):データの25%点の値。データの数が17個なので、Q1の位置は(17+1)0.25=4.5(17+1) * 0.25 = 4.5番目。よって、4番目の値と5番目の値の中間になります。Q1=(7+9)/2=8Q1 = (7+9)/2 = 8
* 第2四分位数(Q2):中央値。データの数が17個なので、中央値の位置は(17+1)/2=9(17+1)/2 = 9番目。よって、Q2=10Q2 = 10
* 第3四分位数(Q3):データの75%点の値。Q3の位置は(17+1)0.75=13.5(17+1) * 0.75 = 13.5番目。よって、13番目の値と14番目の値の中間になります。Q3=(15+15)/2=15Q3 = (15+15)/2 = 15
* 四分位範囲(IQR):Q3Q1=158=7Q3 - Q1 = 15 - 8 = 7
(2) 9月のデータは、4月のデータに8, 12, 21を加えたものです。20人分のデータを小さい順に並べ替えます。
5,6,6,7,8,9,9,9,10,10,11,12,12,12,15,15,18,18,20,215, 6, 6, 7, 8, 9, 9, 9, 10, 10, 11, 12, 12, 12, 15, 15, 18, 18, 20, 21
次に、各四分位数を求めます。
* 第1四分位数(Q1):データの25%点の値。データの数が20個なので、Q1の位置は(20+1)0.25=5.25(20+1) * 0.25 = 5.25番目。よって、5番目の値と6番目の値の間を25%進んだ値になります。Q1=8+(98)0.25=8+0.25=8.25Q1 = 8 + (9 - 8) * 0.25 = 8 + 0.25 = 8.25 (概算で8と考えても良いでしょう)
* 第2四分位数(Q2):中央値。データの数が20個なので、中央値の位置は(20+1)/2=10.5(20+1)/2 = 10.5番目。よって、10番目の値と11番目の値の中間になります。Q2=(10+11)/2=10.5Q2 = (10+11)/2 = 10.5
* 第3四分位数(Q3):データの75%点の値。Q3の位置は(20+1)0.75=15.75(20+1) * 0.75 = 15.75番目。よって、15番目の値と16番目の値の間を75%進んだ値になります。Q3=15+(1515)0.75=15Q3 = 15 + (15 - 15) * 0.75 = 15
* 四分位範囲(IQR):Q3Q1=158.25=6.75Q3 - Q1 = 15 - 8.25 = 6.75 (概算で158=715 - 8 = 7と考えても良いでしょう)
(3) 箱ひげ図は、データの最小値、第1四分位数、中央値、第3四分位数、最大値を線で結び、箱で囲んだものです。4月と9月のデータを元に箱ひげ図を作成します。

3. 最終的な答え

(1) 4月のデータ
* 第1四分位数:8
* 第2四分位数:10
* 第3四分位数:15
* 四分位範囲:7
(2) 9月のデータ
* 第1四分位数:8.25 (または8)
* 第2四分位数:10.5
* 第3四分位数:15
* 四分位範囲:6.75 (または7)
(3) 箱ひげ図: (説明のみ。実際の作図は省略)
* 4月: 最小値5, Q1=8, 中央値10, Q3=15, 最大値20
* 9月: 最小値5, Q1=8.25, 中央値10.5, Q3=15, 最大値21

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