1. 問題の内容
が素数となるような整数 を全て求める問題です。
2. 解き方の手順
まず、 を因数分解することを試みます。しかし、因数定理などを使ってもうまくいきません。そこで、 にいくつかの整数を代入して、素数になるかどうかを調べてみます。
のとき、 (素数ではない)
のとき、 (素数)
のとき、 (素数)
のとき、 (素数ではない)
のとき、 (素数ではない)
のとき、 (素数ではない)
のとき、 (素数)
のとき となり、これは素数です。
がある整数とによってと表せる場合、が素数となるにはかつが素数、またはかつが素数となる必要があります。
ここでを変形することを考えます。
.
次に、となるを考えてみます。
または 。
の解は となり、整数解ではありません。
(は素数)とおくと、
の時、となることがわかっています。
他の整数解を探すために、関数 の増減を調べます。
.
となるのは のときです。
との間で極小値を取り、との間で極大値を取ります。
のとき であり、 のとき です。
のとき、 (素数ではない)
のとき、 (素数ではない)
したがって、素数となる は のみであると考えられます。