自然数 $n$ が与えられたとき、$n$ と 28 の最小公倍数が 168 であるような $n$ をすべて求める問題です。

数論最小公倍数素因数分解整数の性質
2025/7/30

1. 問題の内容

自然数 nn が与えられたとき、nn と 28 の最小公倍数が 168 であるような nn をすべて求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、28 と 168 を素因数分解します。
28=22728 = 2^2 \cdot 7
168=2337168 = 2^3 \cdot 3 \cdot 7
nn を素因数分解したものを n=2a3b7cn = 2^a \cdot 3^b \cdot 7^c とします。ここで、a,b,ca, b, c は非負整数です。
nn と 28 の最小公倍数が 168 であることから、以下の条件が成り立ちます。
- 2の指数について:max(a,2)=3\max(a, 2) = 3
- 3の指数について:max(b,0)=1\max(b, 0) = 1
- 7の指数について:max(c,1)=1\max(c, 1) = 1
これらの条件を満たす a,b,ca, b, c を考えます。
- max(a,2)=3\max(a, 2) = 3 より、a=3a = 3
- max(b,0)=1\max(b, 0) = 1 より、b=1b = 1
- max(c,1)=1\max(c, 1) = 1 より、c=0c = 0 または c=1c = 1
したがって、nn2331702^3 \cdot 3^1 \cdot 7^0 または 2331712^3 \cdot 3^1 \cdot 7^1 の形になります。
n=233170=831=24n = 2^3 \cdot 3^1 \cdot 7^0 = 8 \cdot 3 \cdot 1 = 24
n=233171=837=168n = 2^3 \cdot 3^1 \cdot 7^1 = 8 \cdot 3 \cdot 7 = 168

3. 最終的な答え

n=24,168n = 24, 168

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