問題2は、2つのサイコロを振ったときに出た目の和が4の倍数になる場合の数を、サイコロが区別できる場合とできない場合に分けて求める問題です。 問題3は、1個10円、20円、30円のお菓子を合計120円分買うとき、買い方の組み合わせを求める問題です。 (7)ではすべての買い方を数え、(8)では少なくともそれぞれのお菓子を1つずつ含む買い方を数えます。

確率論・統計学確率場合の数組み合わせ
2025/5/25

1. 問題の内容

問題2は、2つのサイコロを振ったときに出た目の和が4の倍数になる場合の数を、サイコロが区別できる場合とできない場合に分けて求める問題です。
問題3は、1個10円、20円、30円のお菓子を合計120円分買うとき、買い方の組み合わせを求める問題です。 (7)ではすべての買い方を数え、(8)では少なくともそれぞれのお菓子を1つずつ含む買い方を数えます。

2. 解き方の手順

問題2(5): サイコロが区別できるとき
2つのサイコロの出目をそれぞれ aabb とします。 a,ba, b はそれぞれ1から6までの整数です。 a+ba + b が4の倍数になるのは a+b=4,8,12a + b = 4, 8, 12 の場合です。
* a+b=4a + b = 4 となるのは、(1, 3), (2, 2), (3, 1) の3通り。
* a+b=8a + b = 8 となるのは、(2, 6), (3, 5), (4, 4), (5, 3), (6, 2) の5通り。
* a+b=12a + b = 12 となるのは、(6, 6) の1通り。
したがって、合計で 3+5+1=93 + 5 + 1 = 9 通りです。
問題2(6): サイコロが区別できないとき
サイコロの出目を区別しないので、(1, 3) と (3, 1) は同じとみなします。
* a+b=4a + b = 4 となるのは、(1, 3), (2, 2) の2通り。
* a+b=8a + b = 8 となるのは、(2, 6), (3, 5), (4, 4) の3通り。
* a+b=12a + b = 12 となるのは、(6, 6) の1通り。
したがって、合計で 2+3+1=62 + 3 + 1 = 6 通りです。
問題3(7): 買い方の総数
10円のお菓子を xx 個、20円のお菓子を yy 個、30円のお菓子を zz 個買うとします。
10x+20y+30z=12010x + 20y + 30z = 120
両辺を10で割ると、
x+2y+3z=12x + 2y + 3z = 12
zz について場合分けします。
* z=0z = 0 のとき: x+2y=12x + 2y = 12y=0,1,2,3,4,5,6y = 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6 に対して、xx が定まるので7通り。
* z=1z = 1 のとき: x+2y=9x + 2y = 9y=0,1,2,3,4y = 0, 1, 2, 3, 4 に対して、xx が定まるので5通り。
* z=2z = 2 のとき: x+2y=6x + 2y = 6y=0,1,2,3y = 0, 1, 2, 3 に対して、xx が定まるので4通り。
* z=3z = 3 のとき: x+2y=3x + 2y = 3y=0,1y = 0, 1 に対して、xx が定まるので2通り。
* z=4z = 4 のとき: x+2y=0x + 2y = 0y=0y = 0 に対して、xx が定まるので1通り。
合計 7+5+4+2+1=197 + 5 + 4 + 2 + 1 = 19 通り。
問題3(8): 少なくともそれぞれ1つが含まれる買い方
x+2y+3z=12x + 2y + 3z = 12 で、x1x \ge 1, y1y \ge 1, z1z \ge 1 を満たすものを探します。
x=x1,y=y1,z=z1x' = x - 1, y' = y - 1, z' = z - 1 とすると、x,y,z0x', y', z' \ge 0 であり、
(x+1)+2(y+1)+3(z+1)=12(x' + 1) + 2(y' + 1) + 3(z' + 1) = 12
x+2y+3z=12123=6x' + 2y' + 3z' = 12 - 1 - 2 - 3 = 6
* z=0z' = 0 のとき: x+2y=6x' + 2y' = 6y=0,1,2,3y' = 0, 1, 2, 3 に対して、xx' が定まるので4通り。
* z=1z' = 1 のとき: x+2y=3x' + 2y' = 3y=0,1y' = 0, 1 に対して、xx' が定まるので2通り。
* z=2z' = 2 のとき: x+2y=0x' + 2y' = 0y=0y' = 0 に対して、xx' が定まるので1通り。
合計 4+2+1=74 + 2 + 1 = 7 通り。

3. 最終的な答え

* 問題2(5): 9通り
* 問題2(6): 6通り
* 問題3(7): 19通り
* 問題3(8): 7通り

「確率論・統計学」の関連問題

袋の中に赤球が5個、白球が3個入っています。この袋から一度に2個の球を取り出すとき、取り出した2個の球が同じ色である確率を求めてください。

確率組み合わせ確率計算
2025/5/25

袋の中に赤球が4個、白球が3個入っている。この袋から2個の球を同時に取り出すとき、 (1) 2個とも白球である確率 (2) 赤球と白球が1個ずつである確率 をそれぞれ求める。

確率組み合わせ事象
2025/5/25

大小2つのサイコロを同時に投げたとき、(1)目の和が3になる確率と(2)目の和が3以下になる確率をそれぞれ求める。

確率サイコロ確率計算
2025/5/25

ジョーカーを除く52枚のトランプから1枚を引くとき、以下の確率を求めます。 (1) ダイヤのカードを引く確率 (2) 8のカードを引く確率 (3) 絵札のカードを引く確率

確率トランプ場合の数
2025/5/25

1個のサイコロを投げるとき、以下の確率を求めます。 (1) 2の目が出る確率 (2) 5以上の目が出る確率 (3) 偶数の目が出る確率

確率サイコロ事象
2025/5/25

生徒10人の50点満点の数学のテスト結果が与えられています。このデータの四分位範囲を求めます。データは次の通りです。 30, 32, 38, 40, 40, 42, 44, 46, 46, 50

四分位範囲統計データ分析
2025/5/25

生徒10人の50点満点の数学のテスト結果が与えられています。 30, 32, 38, 40, 40, 42, 44, 46, 46, 50 このデータにおける第3四分位数を求める問題です。

四分位数データの分析統計
2025/5/25

10人の生徒の50点満点の数学のテスト結果が与えられています。データは30, 32, 38, 40, 40, 42, 44, 46, 46, 50 です。このデータから第1四分位数を求める問題です。

四分位数データ分析統計
2025/5/25

生徒10人の50点満点の数学のテストの結果が与えられています。 データは30, 32, 38, 40, 40, 42, 44, 46, 46, 50です。 このデータの第2四分位数(中央値)を求める問...

中央値四分位数データ分析統計
2025/5/25

大小2つのサイコロを投げたとき、目の和が4以上になる確率を求める問題です。

確率サイコロ事象確率の計算
2025/5/25