複素数 $z$ に関する次の3つの等式を満たす点 $z$ 全体の集合がどのような図形になるかを答えます。 (1) $|z|=2$ (2) $|z-i|=1$ (3) $|z-1-i|=2$

代数学複素数複素平面絶対値
2025/5/25

1. 問題の内容

複素数 zz に関する次の3つの等式を満たす点 zz 全体の集合がどのような図形になるかを答えます。
(1) z=2|z|=2
(2) zi=1|z-i|=1
(3) z1i=2|z-1-i|=2

2. 解き方の手順

複素数 zzz=x+yiz=x+yi (x,yx,yは実数) と表します。
(1) z=2|z|=2x+yi=2|x+yi|=2 となります。
x+yi=x2+y2|x+yi| = \sqrt{x^2 + y^2} なので、x2+y2=2\sqrt{x^2 + y^2} = 2 となり、両辺を2乗すると
x2+y2=4=22x^2 + y^2 = 4 = 2^2
これは原点 (0,0)(0,0) を中心とする半径2の円を表します。
(2) zi=1|z-i|=1x+yii=1|x+yi-i|=1 となります。
x+(y1)i=1|x+(y-1)i|=1 となり、x2+(y1)2=1\sqrt{x^2 + (y-1)^2} = 1 です。
両辺を2乗すると
x2+(y1)2=1x^2 + (y-1)^2 = 1
これは点 (0,1)(0,1) を中心とする半径1の円を表します。
(3) z1i=2|z-1-i|=2x+yi1i=2|x+yi-1-i|=2 となります。
(x1)+(y1)i=2|(x-1)+(y-1)i|=2 となり、(x1)2+(y1)2=2\sqrt{(x-1)^2 + (y-1)^2} = 2 です。
両辺を2乗すると
(x1)2+(y1)2=4=22(x-1)^2 + (y-1)^2 = 4 = 2^2
これは点 (1,1)(1,1) を中心とする半径2の円を表します。

3. 最終的な答え

(1) 原点 (0,0)(0,0) を中心とする半径2の円
(2) 点 (0,1)(0,1) を中心とする半径1の円
(3) 点 (1,1)(1,1) を中心とする半径2の円

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