多項式 $P(x)$ を $x-1$ で割ると余りが $-3$ であり、$x+2$ で割ると余りが $9$ である。$P(x)$ を $(x-1)(x+2)$ で割ったときの余りを求めよ。

代数学多項式剰余の定理因数定理余りの定理連立方程式
2025/5/25

1. 問題の内容

多項式 P(x)P(x)x1x-1 で割ると余りが 3-3 であり、x+2x+2 で割ると余りが 99 である。P(x)P(x)(x1)(x+2)(x-1)(x+2) で割ったときの余りを求めよ。

2. 解き方の手順

P(x)P(x)(x1)(x+2)(x-1)(x+2) で割ったときの余りを ax+bax+b とすると、
P(x)=(x1)(x+2)Q(x)+ax+bP(x) = (x-1)(x+2)Q(x) + ax+b
と表せる。ここで、Q(x)Q(x) は商である。
剰余の定理より、
P(1)=3P(1) = -3
P(2)=9P(-2) = 9
P(1)=(11)(1+2)Q(1)+a(1)+b=a+b=3P(1) = (1-1)(1+2)Q(1) + a(1) + b = a+b = -3
P(2)=(21)(2+2)Q(2)+a(2)+b=2a+b=9P(-2) = (-2-1)(-2+2)Q(-2) + a(-2) + b = -2a+b = 9
連立方程式を解く。
a+b=3a+b=-3
2a+b=9-2a+b=9
上の式から下の式を引くと、
(a+b)(2a+b)=39(a+b) - (-2a+b) = -3 - 9
3a=123a = -12
a=4a = -4
b=3a=3(4)=1b = -3 - a = -3 - (-4) = 1
したがって、求める余りは 4x+1-4x+1

3. 最終的な答え

4x+1-4x+1

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