(a) 行列 $\begin{pmatrix} 1 & 5 \\ 2 & -1 \end{pmatrix}$ に基本変形を施して $\begin{pmatrix} 1 & 5 \\ 0 & x \end{pmatrix} \rightarrow \begin{pmatrix} 1 & 5 \\ 0 & y \end{pmatrix} $ となったときの $x$ と $y$ を求める問題。 (b) 行列 $\begin{pmatrix} 3 & 5 \\ 7 & 11 \end{pmatrix}$ の最後の列以外の2×2行列が単位行列となるように基本変形をする問題。
2025/5/26
はい、承知いたしました。画像の問題を解きます。
1. 問題の内容
(a) 行列 に基本変形を施して となったときの と を求める問題。
(b) 行列 の最後の列以外の2×2行列が単位行列となるように基本変形をする問題。
2. 解き方の手順
(a) の変形について考えます。
2行目から1行目の2倍を引くと、2行目の要素が となります。
したがって、 より、 です。
の変形は を に変える基本変形です。
単位行列にするという条件はありませんので、 は任意の値をとることができます。問題文に単位行列にするという条件が書かれていないので、 は特定できません。単位行列にするという条件であれば、 で で割ることになります。
(b) の最後の列以外の2×2行列が単位行列となるように基本変形をするということは、 の形にすることを目指します。
を に変形するには、行基本変形を繰り返します。
まず、1行目を何倍かして2行目から引いて7を0にすることを考えます。同様に、2行目を何倍かして1行目から引いて3を0にすることを考えます。
ここでは、掃き出し法を用いて、1行1列目を1、2行2列目を1、その他を0にすることを目指します。
まず、1行目を1/3倍します。
次に、2行目から1行目の7倍を引きます。
次に、2行目を-3/2倍します。
次に、1行目から2行目の5/3倍を引きます。
3. 最終的な答え
(a)
は任意の値
(b)