問題7では、与えられた2次式を複素数の範囲で因数分解する必要があります。 問題8では、多項式$P(x) = 2x^2 - 5x - 2$について、いくつかの問いに答える必要があります。

代数学二次方程式因数分解解の公式複素数剰余の定理因数定理多項式
2025/5/26

1. 問題の内容

問題7では、与えられた2次式を複素数の範囲で因数分解する必要があります。
問題8では、多項式P(x)=2x25x2P(x) = 2x^2 - 5x - 2について、いくつかの問いに答える必要があります。

2. 解き方の手順

問題7
(1) x25x+2=0x^2 - 5x + 2 = 0 を解の公式を用いて解く。
解の公式は x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a} である。
この場合、a=1a = 1, b=5b = -5, c=2c = 2 なので、
x=5±(5)24(1)(2)2(1)=5±2582=5±172x = \frac{5 \pm \sqrt{(-5)^2 - 4(1)(2)}}{2(1)} = \frac{5 \pm \sqrt{25 - 8}}{2} = \frac{5 \pm \sqrt{17}}{2}
よって、x25x+2=(x5+172)(x5172)x^2 - 5x + 2 = (x - \frac{5 + \sqrt{17}}{2})(x - \frac{5 - \sqrt{17}}{2})
(2) x24x+9=0x^2 - 4x + 9 = 0 を解の公式を用いて解く。
この場合、a=1a = 1, b=4b = -4, c=9c = 9 なので、
x=4±(4)24(1)(9)2(1)=4±16362=4±202=4±2i52=2±i5x = \frac{4 \pm \sqrt{(-4)^2 - 4(1)(9)}}{2(1)} = \frac{4 \pm \sqrt{16 - 36}}{2} = \frac{4 \pm \sqrt{-20}}{2} = \frac{4 \pm 2i\sqrt{5}}{2} = 2 \pm i\sqrt{5}
よって、x24x+9=(x(2+i5))(x(2i5))x^2 - 4x + 9 = (x - (2 + i\sqrt{5}))(x - (2 - i\sqrt{5}))
問題8
(1) P(1)=2(1)25(1)2=252=5P(1) = 2(1)^2 - 5(1) - 2 = 2 - 5 - 2 = -5
(2) P(1)=2(1)25(1)2=2+52=5P(-1) = 2(-1)^2 - 5(-1) - 2 = 2 + 5 - 2 = 5
(3) P(x)P(x)xax - aで割ったときの余りは、P(a)P(a)に等しい。(剰余の定理)
(4) P(a)=0P(a) = 0のとき、xax - aP(x)P(x)の因数である。(因数定理)

3. 最終的な答え

問題7
(1) (x5+172)(x5172)(x - \frac{5 + \sqrt{17}}{2})(x - \frac{5 - \sqrt{17}}{2})
(2) (x(2+i5))(x(2i5))(x - (2 + i\sqrt{5}))(x - (2 - i\sqrt{5}))
問題8
① -5
② 5
P(a)P(a)
④ 因数

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