6で割ると4余り、7で割ると5余り、8で割ると6余る正の整数のうち、最も小さいものの各桁の数字の和を求めます。

数論合同式剰余最小公倍数不定方程式整数の性質
2025/5/26

1. 問題の内容

6で割ると4余り、7で割ると5余り、8で割ると6余る正の整数のうち、最も小さいものの各桁の数字の和を求めます。

2. 解き方の手順

求める整数を xx とすると、問題文より、以下の式が成り立ちます。
* x4(mod6)x \equiv 4 \pmod{6}
* x5(mod7)x \equiv 5 \pmod{7}
* x6(mod8)x \equiv 6 \pmod{8}
これらの式は以下のように書き換えることができます。
* x=6k+4x = 6k + 4 (kは整数)
* x=7l+5x = 7l + 5 (lは整数)
* x=8m+6x = 8m + 6 (mは整数)
上記の式から、x+2x+2 は 6, 7, 8 のいずれでも割り切れることがわかります。
したがって、x+2x+2 は 6, 7, 8 の最小公倍数の倍数である必要があります。
6, 7, 8 の最小公倍数は 2337=1682^3 \cdot 3 \cdot 7 = 168 です。
したがって、x+2=168nx + 2 = 168n (nは整数) と表せるので、x=168n2x = 168n - 2 です。
xx は正の整数なので、n=1n=1 のとき、x=1682=166x = 168 - 2 = 166 が最小の解です。
166166 の各桁の和は 1+6+6=131+6+6 = 13 です。

3. 最終的な答え

13

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