円板 $x^2 + (y-2)^2 \le 1$ を $x$ 軸のまわりに1回転してできる立体の体積を求めます。この立体はトーラス、円環体と呼ばれます。

幾何学体積回転体トーラスパップス・ギュルダンの定理
2025/3/25

1. 問題の内容

円板 x2+(y2)21x^2 + (y-2)^2 \le 1xx 軸のまわりに1回転してできる立体の体積を求めます。この立体はトーラス、円環体と呼ばれます。

2. 解き方の手順

この問題はパップス・ギュルダンの定理を利用して解くことができます。パップス・ギュルダンの定理は、平面図形をある軸のまわりに回転させてできる立体の体積 VV が、V=A2πrV = A \cdot 2\pi r で与えられるというものです。ここで、AA は平面図形の面積、rr は平面図形の重心と回転軸との距離です。
この問題の場合、平面図形は円板 x2+(y2)21x^2 + (y-2)^2 \le 1 であり、A=π12=πA = \pi \cdot 1^2 = \pi です。円板の中心は (0,2)(0, 2) なので、重心は (0,2)(0, 2) です。回転軸は xx 軸なので、重心と回転軸との距離 rr22 です。
したがって、求める体積 VV は、
V=π2π2V = \pi \cdot 2\pi \cdot 2
V=4π2V = 4\pi^2

3. 最終的な答え

4π24\pi^2

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