与えられた4つの関数について、そのグラフを描く問題です。関数は以下の通りです。 a) $f(x) = e^x + 3$ b) $f(x) = 2 \cdot 3^{-x}$ c) $f(x) = \log_{1/2}(4x)$ d) $f(x) = \ln x$

解析学関数指数関数対数関数グラフ漸近線グラフ描画
2025/5/26

1. 問題の内容

与えられた4つの関数について、そのグラフを描く問題です。関数は以下の通りです。
a) f(x)=ex+3f(x) = e^x + 3
b) f(x)=23xf(x) = 2 \cdot 3^{-x}
c) f(x)=log1/2(4x)f(x) = \log_{1/2}(4x)
d) f(x)=lnxf(x) = \ln x

2. 解き方の手順

各関数のグラフを描くために、以下の手順で考えます。
a) f(x)=ex+3f(x) = e^x + 3
* y=exy = e^x のグラフは、指数関数であり、xx が大きくなるにつれて急激に増加します。また、xx \to -\infty のとき、y0y \to 0 となります。
* f(x)=ex+3f(x) = e^x + 3 は、y=exy = e^x のグラフを yy 軸方向に 33 だけ平行移動したものです。したがって、グラフは y=3y = 3 を漸近線とし、xx が大きくなるにつれて増加する指数関数となります。
b) f(x)=23xf(x) = 2 \cdot 3^{-x}
* y=3x=(13)xy = 3^{-x} = (\frac{1}{3})^x のグラフは、指数関数であり、xx が大きくなるにつれて急激に減少します。また、xx \to -\infty のとき、yy \to \infty となります。
* f(x)=23xf(x) = 2 \cdot 3^{-x} は、y=3xy = 3^{-x} のグラフを yy 軸方向に 22 倍に拡大したものです。したがって、グラフは xx が大きくなるにつれて減少する指数関数であり、常に正の値をとります。
c) f(x)=log1/2(4x)f(x) = \log_{1/2}(4x)
* y=log1/2xy = \log_{1/2} x は、0<x10 < x \le 1 で正の値を取り、xx が大きくなるにつれて減少する対数関数です。
* f(x)=log1/2(4x)f(x) = \log_{1/2}(4x) は、y=log1/2xy = \log_{1/2} x のグラフを、xx 軸方向に 14\frac{1}{4} 倍に縮小したものです。真数条件より、4x>04x > 0 なので、x>0x > 0
また、f(x)=log1/24+log1/2x=log1/24+log1/2x=2+log1/2xf(x) = \log_{1/2}4 + \log_{1/2}x = \log_{1/2}4 + \log_{1/2}x = -2 + \log_{1/2}x。これはy=log1/2xy=\log_{1/2}xをy軸方向に-2平行移動したものである。
d) f(x)=lnxf(x) = \ln x
* y=lnxy = \ln x は、自然対数関数であり、x>0x > 0 で定義されます。xx が大きくなるにつれて増加しますが、増加の割合は徐々に小さくなります。x=1x=1y=0y=0 となり、x0x \to 0yy \to -\infty となります。

3. 最終的な答え

それぞれの関数のグラフの概形は以下の通りです。
a) f(x)=ex+3f(x) = e^x + 3: y=3y = 3 を漸近線とする指数関数。
b) f(x)=23xf(x) = 2 \cdot 3^{-x}: xx 軸を漸近線とする指数関数。
c) f(x)=log1/2(4x)f(x) = \log_{1/2}(4x): yy軸に漸近し、 감소する対数関数。
d) f(x)=lnxf(x) = \ln x: yy 軸に漸近し、増加する対数関数。
それぞれのグラフを正確に描画するには、いくつかの代表的な点の座標を計算し、それらをつなぐ滑らかな曲線を描く必要があります。

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