N社の売上高推移(対前年比)のグラフが与えられています。2017年と2018年の売上高の差が800万円だった場合、2018年の売上高はいくらかを、選択肢から最も近いものを選ぶ問題です。

応用数学売上高対前年比割合方程式計算
2025/5/27

1. 問題の内容

N社の売上高推移(対前年比)のグラフが与えられています。2017年と2018年の売上高の差が800万円だった場合、2018年の売上高はいくらかを、選択肢から最も近いものを選ぶ問題です。

2. 解き方の手順

まず、グラフから2017年と2018年の売上高の対前年比を読み取ります。
- 2017年:6.0%
- 2018年:4.0%
2017年の売上高を xx 、2018年の売上高を yy とします。
対前年比から、y=x×(1+0.04)y = x \times (1 + 0.04)x=x×(1+0.06)x = x \times (1 + 0.06) となります。
問題文から、2017年と2018年の売上高の差が800万円なので、xy=8000000|x - y| = 8000000 です。
xxyy の大小関係を考慮して、2つのケースを考えます。
ケース1: x>yx > y
この場合、xy=8000000x - y = 8000000 となります。
y=x×(1+0.04)y = x \times (1 + 0.04) を変形すると、xxの前の年の売上高に対する変化率は1.041.04倍です。
2016年から2017年の変化率から、x=1.06zx=1.06zとなり、zzは2016年の売上高です。
差額の式 xy=8000000x - y = 8000000 に代入します。
xx×(1+0.04)=8000000x - x\times (1+0.04) = 8000000
x1.04x=8000000x - 1.04x = 8000000
0.04x=8000000-0.04x = 8000000
x=200000000x = -200000000
これはあり得ないので、ケース2を考えます。
ケース2: y>xy > x
この場合、yx=8000000y - x = 8000000 となります。
しかし、yy の売上高が xx より高いという状況は、問題文の対前年比のグラフではありえません。
したがって問題文に間違いがあるか、もしくは別の解釈が必要です。
ここでは対前年比の差から売上高の差を考えることにします。
2017年の売上高を xx とすると、2018年の売上高は、
x+0.06xx + 0.06x (2017年の売上高)
y=x(1+0.04)y = x (1+0.04)
売上高の変化(差額)は、6%4%=2%6\% - 4\% = 2\%となります。
x×0.06y×0.04=8000000x \times 0.06 - y \times 0.04=8000000
2%=8002\%=800万円なので
0.02z=80000000.02z = 8000000
z=400000000z = 400000000
2017年の売上高は0.94x0.94xなので
x=4000000001.06=377,358,490x= \frac{400000000}{1.06}=377,358,490
0.94×377,358,490=354,717,0000.94 \times 377,358,490=354,717,000
2018年の売上高は
y=400,000,000×(1.04)=416,000,000y = 400,000,000 \times (1.04) =416,000,000
したがって、2018年の売上高はおよそ4億1600万円となります。
与えられた選択肢の中で最も近いのは、4億800万円です。

3. 最終的な答え

4億800万円

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