1. 問題の内容
無限に長い直線状の導線に電流 [A] が流れているとき、導線上の点を中心とする半径 [m] の位置での磁界を求める。
2. 解き方の手順
アンペールの法則を用いる。
アンペールの法則は、閉曲線 に沿った磁界 の線積分が、その閉曲線 を貫く電流 に等しいというものである。
無限長直線電流の場合、磁界は導線を中心とする同心円状になるので、積分路として半径 の円をとる。
磁界 は積分路上で一定の大きさであり、積分路の微小長さベクトル と平行であるから、
したがって、アンペールの法則は
となり、磁界の大きさ は