ヒトの体細胞1個に含まれるDNAの量が$6.0 \times 10^9$塩基対と推定されるとき、ヒトの染色体1本に含まれるDNAの長さは平均で何mmか求める。ただし、10塩基対の長さは3.4nmとする。

1. 問題の内容

ヒトの体細胞1個に含まれるDNAの量が$6.0 \times 10^9$塩基対と推定されるとき、ヒトの染色体1本に含まれるDNAの長さは平均で何mmか求める。ただし、10塩基対の長さは3.4nmとする。

2. 解き方の手順

まず、ヒトの体細胞に含まれる染色体数を求める。ヒトの体細胞は2n=46本の染色体を持つ。

したがって、染色体1本あたりの塩基対数は、全体の塩基対数を染色体数で割ることによって求められる。

次に、染色体1本あたりの塩基対数から、DNAの長さをnm単位で求める。

最後に、nm単位の長さをmm単位に変換する。

染色体1本あたりの塩基対数:

$\frac{6.0 \times 10^9 \text{塩基対}}{46 \text{本}} \approx 1.304 \times 10^8 \text{塩基対/本}$

染色体1本あたりのDNAの長さ(nm):

$1.304 \times 10^8 \text{塩基対} \times \frac{3.4 \text{nm}}{10 \text{塩基対}} = 4.434 \times 10^7 \text{nm}$

nmからmmへの変換:

$4.434 \times 10^7 \text{nm} \times \frac{1 \text{mm}}{10^6 \text{nm}} = 44.34 \text{mm}$

3. 最終的な答え

ヒトの染色体1本に含まれるDNAの長さは平均で44.34mm。