点PはA(-8, 8)から $y = -x$ 上をx座標が1秒あたり2増加するように動き、点Qは原点から $y = 10x$ 上をx座標が1秒あたり1増加するように動く。時刻$t$における点P, Qの位置を考え、点Pが原点Oに到達する時刻を求め、0<$t$<その時刻の範囲で考える。点P, Qのx座標と同じx軸上の点をP', Q'とし、$\triangle OPP'$と$\triangle OQQ'$の面積の和$S$を$t$で表し、$S$が最小となる$t$の値を求め、$0 < a < $(点PがOに到達する時刻)$- 1$を満たす定数$a$に対し、$a \le t \le a+1$における$S$の最小・最大について、$S$が最小となる$a$の値と、$S$が$t=a$で最大となる$a$の値を求める。

代数学二次関数面積最大最小
2025/5/27

1. 問題の内容

点PはA(-8, 8)から y=xy = -x 上をx座標が1秒あたり2増加するように動き、点Qは原点から y=10xy = 10x 上をx座標が1秒あたり1増加するように動く。時刻ttにおける点P, Qの位置を考え、点Pが原点Oに到達する時刻を求め、0<tt<その時刻の範囲で考える。点P, Qのx座標と同じx軸上の点をP', Q'とし、OPP\triangle OPP'OQQ\triangle OQQ'の面積の和SSttで表し、SSが最小となるttの値を求め、0<a<0 < a < (点PがOに到達する時刻)1- 1を満たす定数aaに対し、ata+1a \le t \le a+1におけるSSの最小・最大について、SSが最小となるaaの値と、SSt=at=aで最大となるaaの値を求める。

2. 解き方の手順

まず、点Pが原点に到達する時刻を求める。点PはA(-8, 8)から出発し、x座標が1秒あたり2増加するので、tt秒後のPのx座標は8+2t-8 + 2tである。点Pが原点に到達するのは8+2t=0-8 + 2t = 0のときなので、t=4t = 4。したがって、アには4が入る。
次に、点Pと点Qの座標を求める。点Pはy=xy = -x上をx座標が1秒あたり2増加するので、Pの座標は(8+2t,82t)(-8+2t, 8-2t)である。点Qはy=10xy = 10x上をx座標が1秒あたり1増加するので、Qの座標は(t,10t)(t, 10t)である。
OPP\triangle OPP'の面積は12×(8+2t)×82t=12(8+2t)2=2(t4)2=2(t28t+16)=2t216t+32\frac{1}{2} \times |(-8+2t)| \times |8-2t| = \frac{1}{2} (-8+2t)^2 = 2(t-4)^2 = 2(t^2 - 8t + 16) = 2t^2 - 16t + 32
OQQ\triangle OQQ'の面積は12×t×10t=5t2\frac{1}{2} \times |t| \times |10t| = 5t^2
したがって、S=2t216t+32+5t2=7t216t+32S = 2t^2 - 16t + 32 + 5t^2 = 7t^2 - 16t + 32。イには7、ウエには16、オカには32が入る。
SSを平方完成すると、S=7(t2167t)+32=7(t87)27(87)2+32=7(t87)2647+32=7(t87)2+1607S = 7(t^2 - \frac{16}{7}t) + 32 = 7(t - \frac{8}{7})^2 - 7(\frac{8}{7})^2 + 32 = 7(t - \frac{8}{7})^2 - \frac{64}{7} + 32 = 7(t - \frac{8}{7})^2 + \frac{160}{7}
SSt=87t = \frac{8}{7}で最小値1607\frac{160}{7}をとる。したがって、キには8、クには7、ケコサには160、シには7が入る。
0<a<30 < a < 3において、ata+1a \le t \le a+1におけるSSの最小・最大について考える。SSt=87t = \frac{8}{7}で最小となるのは、a87a+1a \le \frac{8}{7} \le a+1となるときなので、a87a \le \frac{8}{7}かつa871=17a \ge \frac{8}{7} - 1 = \frac{1}{7}。したがって、17a87\frac{1}{7} \le a \le \frac{8}{7}a=18a = \frac{1}{8}はこれに当てはまらないので、不適。SSt=87t=\frac{8}{7}で最小となるaaの値はないので、該当する選択肢はない.しかし、Sがt=at=aで最大となるのは、軸t=87t=\frac{8}{7}から遠いほうなので、a=1a=1のときaaa+1=2a+1=2t=87t=\frac{8}{7}からの距離がほぼ同じとなるので、t=at=aで最大になる可能性がある。
a+1=87a+1 = \frac{8}{7}のとき、a=17a = \frac{1}{7}
a=87a=\frac{8}{7}のとき、a+1=157a+1 = \frac{15}{7}
SSt=at = aで最大となるのは、a=1a = 1のとき、a=1a = 1とすると、S(1)=716+32=23S(1) = 7 - 16 + 32 = 23, S(2)=7×416×2+32=2832+32=28S(2) = 7 \times 4 - 16 \times 2 + 32 = 28 - 32 + 32 = 28
SSt=at = aで最大となるaaの値は1。

3. 最終的な答え

ア = 4
イ = 7
ウエ = 16
オカ = 32
キ = 8
ク = 7
ケコサ = 160
シ = 7
ス = 0 (1/8)
セ = 1 (1)

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