関数 $y = -x^2 + 2ax - 4a + 1$ (ただし $-1 \le x \le 2$)の最大値を求めよ。ここで、$a$ は定数である。

代数学二次関数最大値平方完成場合分け
2025/5/28

1. 問題の内容

関数 y=x2+2ax4a+1y = -x^2 + 2ax - 4a + 1 (ただし 1x2-1 \le x \le 2)の最大値を求めよ。ここで、aa は定数である。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数を平方完成する。
y=(x22ax)4a+1y = -(x^2 - 2ax) - 4a + 1
y=(x22ax+a2a2)4a+1y = -(x^2 - 2ax + a^2 - a^2) - 4a + 1
y=(xa)2+a24a+1y = -(x - a)^2 + a^2 - 4a + 1
この式から、この関数のグラフは、頂点が (a,a24a+1)(a, a^2 - 4a + 1) で、上に凸の放物線であることがわかる。
次に、定義域 1x2-1 \le x \le 2 における最大値を考える。
(i) a<1a < -1 のとき、区間 1x2-1 \le x \le 2x=1x=-1 のとき最大値をとる。
最大値は y=(1)2+2a(1)4a+1=12a4a+1=6ay = -(-1)^2 + 2a(-1) - 4a + 1 = -1 - 2a - 4a + 1 = -6a
(ii) 1a2-1 \le a \le 2 のとき、区間 1x2-1 \le x \le 2 に頂点 x=ax=a が含まれるので、最大値は y=a24a+1y = a^2 - 4a + 1
(iii) 2<a2 < a のとき、区間 1x2-1 \le x \le 2x=2x=2 のとき最大値をとる。
最大値は y=(2)2+2a(2)4a+1=4+4a4a+1=3y = -(2)^2 + 2a(2) - 4a + 1 = -4 + 4a - 4a + 1 = -3
したがって、
(i) a<1a < -1 のとき、最大値は 6a-6a
(ii) 1a2-1 \le a \le 2 のとき、最大値は a24a+1a^2 - 4a + 1
(iii) 2<a2 < a のとき、最大値は 3-3

3. 最終的な答え

a<1a < -1 のとき、最大値は 6a-6a
1a2-1 \le a \le 2 のとき、最大値は a24a+1a^2 - 4a + 1
2<a2 < a のとき、最大値は 3-3

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