(1) 2x2の行列式
1011=(1×1)−(1×0) (2) 2x2の行列式
1111=(1×1)−(1×1) (3) 3x3の行列式
001011111=01111−00111+10111=0−0+(0×1−1×1) (4) n次の行列式
与えられた行列式は、対角成分がすべて1で、そのすぐ下の成分がすべて1、それ以外の成分がすべて0であるような行列です。
この行列式は、n = 1のとき1、n = 2のとき1、n = 3のとき1...なので、数学的帰納法により、任意のnに対して1であることが予想されます。
より厳密には、n次の行列式をDnとおくと、第一列に関して余因子展開することで Dn=1∗Dn−1+(−1)n+1∗1∗010⋮0011⋮0………⋱…000⋮1100⋮0 となり、Dn−1は(n-1)次の問題と同じ行列、右の行列式は第一行で展開すれば、(−1)n+1∗1∗(−1)n−1=−1 したがってDn=Dn−1−(−1)n+1∗(−1)n−1∗(−1)1+n−1=Dn−1 Dn=Dn−1=1