2次関数 $f(x) = ax^2 + bx + c$ が点 $P(0, 2)$, $Q(-1, 12)$, $R(1, -4)$ を通る時、定数 $a, b, c$ の値を求める。また、$f(x)$ のグラフの頂点の座標と、$-2 \le x \le 3$ における $f(x)$ の最大値を求める。さらに、$g(x) = -x^2 + k$ とするとき、$f(x) > g(x)$ を満たす $k$ の範囲、$f(x) < 0$ を満たす $x$ の範囲を求め、その上で $f(x) < 0$ を満たすすべての $x$ について $g(x) > 0$ となる $k$ の範囲を求める。
2025/5/30
1. 問題の内容
2次関数 が点 , , を通る時、定数 の値を求める。また、 のグラフの頂点の座標と、 における の最大値を求める。さらに、 とするとき、 を満たす の範囲、 を満たす の範囲を求め、その上で を満たすすべての について となる の範囲を求める。
2. 解き方の手順
問1(1):
点 を通ることから、
点 を通ることから、
点 を通ることから、
より、
なので、
なので、
2式を足すと、 より
より、 なので
(2)
よって、頂点の座標は
(3) における の最大値を求める。
軸 を含む区間なので、頂点で最小値を取る。最大値は端点で取る。
よって、最大値は
問2(1) を解く。
よって、軸との交点は ,
(i) すべての実数 について となる の範囲を求める。
判別式
(ii) を満たす の範囲は、
を満たすすべての について となる の範囲を求める。
より
は の最大値より大きい必要がある。 の範囲で、 は または で最大となる。
3. 最終的な答え
問1(1): ア:2, イウ:12, エオ:-4, カ:2, キ:-8
(2): ク:2, ケ:-6
(3): コサ:26
問2(1): シ:2, ス:3
(i): セン:-10, タ:3
(ii): チ:0, ツ:7, テ:4, ト:3