同次連立一次方程式 $\begin{cases} -x + y + az = 0 \\ 5x - 2y + 15z = 0 \\ 4x - y + (a+15)z = 0 \\ (a+1)x + y - 6z = 0 \end{cases}$ が非自明な解をもつような $a$ の値を求め、その場合の非自明な解を求める。
2025/5/31
1. 問題の内容
同次連立一次方程式
$\begin{cases}
-x + y + az = 0 \\
5x - 2y + 15z = 0 \\
4x - y + (a+15)z = 0 \\
(a+1)x + y - 6z = 0
\end{cases}$
が非自明な解をもつような の値を求め、その場合の非自明な解を求める。
2. 解き方の手順
この連立一次方程式が非自明な解を持つためには、係数行列の行列式が0でなければならない。しかし、4つの式があるため、直接行列式を計算するのは難しい。そこで、まず最初の2つの式から と を で表すことを試みる。
最初の2つの式から、
$\begin{cases}
-x + y = -az \\
5x - 2y = -15z
\end{cases}$
この連立方程式を解く。1番目の式を2倍して2番目の式に足すと、
1番目の式に代入すると、
したがって、
これらを残りの2つの式に代入する。
3番目の式:
これは常に成り立つ。
4番目の式:
のとき、
よって
のとき、
よって
3. 最終的な答え
のとき、非自明な解は
のとき、非自明な解は
のとき
のとき