複素数 $F_1 = 3\sqrt{3} + j3$ と $F_2 = 2 + j2\sqrt{3}$ が与えられています。$F = \frac{F_1}{F_2}$ を計算し、その極形式で答えを求めてください。ただし、絶対値は正で表す必要があります。

代数学複素数極形式複素数の除算絶対値偏角
2025/6/2

1. 問題の内容

複素数 F1=33+j3F_1 = 3\sqrt{3} + j3F2=2+j23F_2 = 2 + j2\sqrt{3} が与えられています。F=F1F2F = \frac{F_1}{F_2} を計算し、その極形式で答えを求めてください。ただし、絶対値は正で表す必要があります。

2. 解き方の手順

まず、F1F_1F2F_2 を極形式で表します。
F1=33+j3F_1 = 3\sqrt{3} + j3 の絶対値 F1|F_1| と偏角 θ1\theta_1 を計算します。
F1=(33)2+32=27+9=36=6|F_1| = \sqrt{(3\sqrt{3})^2 + 3^2} = \sqrt{27 + 9} = \sqrt{36} = 6
θ1=arctan(333)=arctan(13)=π6\theta_1 = \arctan(\frac{3}{3\sqrt{3}}) = \arctan(\frac{1}{\sqrt{3}}) = \frac{\pi}{6} (ラジアン) = 3030^\circ
したがって、F1=630F_1 = 6 \angle 30^\circ です。
次に、F2=2+j23F_2 = 2 + j2\sqrt{3} の絶対値 F2|F_2| と偏角 θ2\theta_2 を計算します。
F2=22+(23)2=4+12=16=4|F_2| = \sqrt{2^2 + (2\sqrt{3})^2} = \sqrt{4 + 12} = \sqrt{16} = 4
θ2=arctan(232)=arctan(3)=π3\theta_2 = \arctan(\frac{2\sqrt{3}}{2}) = \arctan(\sqrt{3}) = \frac{\pi}{3} (ラジアン) = 6060^\circ
したがって、F2=460F_2 = 4 \angle 60^\circ です。
次に、F=F1F2F = \frac{F_1}{F_2} を計算します。
F=630460=64(3060)=3230F = \frac{6 \angle 30^\circ}{4 \angle 60^\circ} = \frac{6}{4} \angle (30^\circ - 60^\circ) = \frac{3}{2} \angle -30^\circ
したがって、F=1.530F = 1.5 \angle -30^\circ です。

3. 最終的な答え

F=1.530F = 1.5 \angle -30^\circ

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