数列 $2 \cdot 3, 4 \cdot 5, 6 \cdot 7, \dots, 2n(2n+1)$ の初項から第 $n$ 項までの和を求めます。

代数学数列シグマ和の公式等差数列等比数列
2025/5/30

1. 問題の内容

数列 23,45,67,,2n(2n+1)2 \cdot 3, 4 \cdot 5, 6 \cdot 7, \dots, 2n(2n+1) の初項から第 nn 項までの和を求めます。

2. 解き方の手順

与えられた数列の第 kk 項を aka_k とすると、
ak=2k(2k+1)a_k = 2k(2k+1)
となります。したがって、求める和 SnS_n は、
Sn=k=1nak=k=1n2k(2k+1)=k=1n(4k2+2k)S_n = \sum_{k=1}^{n} a_k = \sum_{k=1}^{n} 2k(2k+1) = \sum_{k=1}^{n} (4k^2 + 2k)
となります。和の記号を分解すると、
Sn=4k=1nk2+2k=1nkS_n = 4 \sum_{k=1}^{n} k^2 + 2 \sum_{k=1}^{n} k
k=1nk2=n(n+1)(2n+1)6\sum_{k=1}^{n} k^2 = \frac{n(n+1)(2n+1)}{6}
k=1nk=n(n+1)2\sum_{k=1}^{n} k = \frac{n(n+1)}{2}
したがって、
Sn=4n(n+1)(2n+1)6+2n(n+1)2S_n = 4 \cdot \frac{n(n+1)(2n+1)}{6} + 2 \cdot \frac{n(n+1)}{2}
=2n(n+1)(2n+1)3+n(n+1)= \frac{2n(n+1)(2n+1)}{3} + n(n+1)
=2n(n+1)(2n+1)+3n(n+1)3= \frac{2n(n+1)(2n+1) + 3n(n+1)}{3}
=n(n+1)[2(2n+1)+3]3= \frac{n(n+1)[2(2n+1) + 3]}{3}
=n(n+1)(4n+2+3)3= \frac{n(n+1)(4n+2+3)}{3}
=n(n+1)(4n+5)3= \frac{n(n+1)(4n+5)}{3}

3. 最終的な答え

n(n+1)(4n+5)3\frac{n(n+1)(4n+5)}{3}

「代数学」の関連問題

ある学年の男性と女性の人数は合わせて340人である。部活に入っていない男性は60%、女性は70%で、合計220人いる。男性の人数を$x$人、女性の人数を$y$人とするとき、以下の問いに答えよ。 (1)...

連立方程式文章問題割合方程式
2025/5/31

ある学年の男性と女性の人数は合わせて220人である。部活に入っていない男性は40%、女性は30%で、合計76人いる。男性の人数を$x$人、女性の人数を$y$人とするとき、以下の問いに答えよ。 (1) ...

連立方程式割合文章問題
2025/5/31

$x=-1$、 $y=-4$ が解となる2元一次方程式を、選択肢ア、イ、ウの中から全て選ぶ問題です。

連立方程式一次方程式代入方程式の解
2025/5/31

ある学年の男性と女性の人数は合わせて350人である。部活に入っていない男性は15%、女性は10%で、合計45人いる。 (1) 男性の人数を $x$ 人、女性の人数を $y$ 人とするとき、部活に入って...

連立方程式文章問題割合方程式
2025/5/31

ある学年の男性と女性の人数を求める問題です。 男性と女性の合計人数は300人であり、部活に入っていない男性は25%、女性は20%で、その合計は67人であるという情報が与えられています。

連立方程式文章問題割合
2025/5/31

与えられた $x=3$、$y=-2$ が解となる2元1次方程式を、選択肢ア~エの中から全て選びます。

連立方程式2元1次方程式代入方程式の解
2025/5/31

座標平面上の点 $P(x, y)$ が次の不等式で表される領域内を動くとき、以下の問いに答えよ。 $4x + y \le 9$ $x + 2y \ge 4$ $2x - 3y \ge -6$ (1) ...

線形計画法不等式最大値最小値領域幾何学
2025/5/31

問題は、2元1次方程式 $2x - y = 7$ の解となるものを、選択肢ア~エの中からすべて選び、記号で答えるというものです。

連立方程式一次方程式解の探索
2025/5/31

与えられた式を $g$ について解く問題です。与えられた式は $\frac{T^2}{4\pi^2}Mg(l+r) = m(l+r)^2 + \frac{2}{5}mr^2$ です。

数式変形式の整理解の公式物理
2025/5/31

与えられた特殊直交行列 $T = \frac{1}{11} \begin{pmatrix} 6 & 6 & -7 \\ -9 & 2 & -6 \\ -2 & 9 & 6 \end{pmatrix} ...

線形代数行列固有ベクトル回転行列ベクトル
2025/5/31