(1) Xの確率分布を求める。Xは2回の独立な試行で赤球を取り出す回数である。
1回の試行で赤球を取り出す確率は64=32である。 P(X=0)=(31)2=91 P(X=1)=2×32×31=94 P(X=2)=(32)2=94 よって確率分布は
X=0のときP=91 X=1のときP=94 X=2のときP=94 期待値E(X)=0×91+1×94+2×94=912=34 (2) Yの期待値を求める。Yは2個同時に取り出した赤球の個数である。
P(Y=0)=6C22C2=151 P(Y=1)=6C24C1×2C1=158 P(Y=2)=6C24C2=156=52 期待値E(Y)=0×151+1×158+2×156=1520=34 (3) Xの分散を求める。
E(X2)=02×91+12×94+22×94=920 V(X)=E(X2)−(E(X))2=920−(34)2=920−916=94 (4) Yの分散を求める。
E(Y2)=02×151+12×158+22×156=1532 V(Y)=E(Y2)−(E(Y))2=1532−(34)2=1532−916=4596−80=4516 (5) Zの期待値を求める。
E(Z)=E(X+Y)=E(X)+E(Y)=34+34=38 (6) Zの分散を求める。
V(Z)=V(X+Y) XとYが独立なので、V(X+Y)=V(X)+V(Y)=94+4516=4520+16=4536=54