問題5の2つの小問を解きます。 (1) 1から7までの数が書かれた7枚のカードから、5枚を同時に取り出す方法は何通りあるか。 (2) 美術部、書道部、合唱部の部員が3人ずつ、合計9人の生徒がいる。この9人を2人、3人、4人のグループに分ける。(1) 美術部の部員だけで3人のグループを作る。残りの6人の生徒から2人を選ぶ方法は何通りあるか。

確率論・統計学組み合わせ順列場合の数
2025/5/27

1. 問題の内容

問題5の2つの小問を解きます。
(1) 1から7までの数が書かれた7枚のカードから、5枚を同時に取り出す方法は何通りあるか。
(2) 美術部、書道部、合唱部の部員が3人ずつ、合計9人の生徒がいる。この9人を2人、3人、4人のグループに分ける。(1) 美術部の部員だけで3人のグループを作る。残りの6人の生徒から2人を選ぶ方法は何通りあるか。

2. 解き方の手順

(1) 7枚のカードから5枚を選ぶ組み合わせを求める問題です。組み合わせの公式を使います。
nCr=n!r!(nr)!_nC_r = \frac{n!}{r!(n-r)!}
この問題では、n=7n=7r=5r=5 なので、
7C5=7!5!(75)!=7!5!2!=7×6×5×4×3×2×1(5×4×3×2×1)(2×1)=7×62×1=422=21_7C_5 = \frac{7!}{5!(7-5)!} = \frac{7!}{5!2!} = \frac{7 \times 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{(5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1)(2 \times 1)} = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = \frac{42}{2} = 21
(2) 美術部の3人だけで3人のグループを作る方法は1通りです。残りの6人から2人を選ぶ組み合わせを求めます。組み合わせの公式を使います。
nCr=n!r!(nr)!_nC_r = \frac{n!}{r!(n-r)!}
この問題では、n=6n=6r=2r=2 なので、
6C2=6!2!(62)!=6!2!4!=6×5×4×3×2×1(2×1)(4×3×2×1)=6×52×1=302=15_6C_2 = \frac{6!}{2!(6-2)!} = \frac{6!}{2!4!} = \frac{6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{(2 \times 1)(4 \times 3 \times 2 \times 1)} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = \frac{30}{2} = 15

3. 最終的な答え

(1) 21通り
(2) 15通り

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