与えられた一次不定方程式 $5x + 13y = 1$ の整数解を求める問題です。

数論一次不定方程式整数解ユークリッドの互除法拡張ユークリッドの互除法
2025/3/8

1. 問題の内容

与えられた一次不定方程式 5x+13y=15x + 13y = 1 の整数解を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、ユークリッドの互除法を用いて、5と13の最大公約数を求めます。
13 = 5 * 2 + 3
5 = 3 * 1 + 2
3 = 2 * 1 + 1
2 = 1 * 2 + 0
最大公約数は1であることがわかります。
次に、拡張ユークリッドの互除法を用いて、5x+13y=15x + 13y = 1 を満たす整数解 x,yx, y を一つ求めます。
1 = 3 - 2 * 1
= 3 - (5 - 3 * 1) * 1
= 3 - 5 + 3
= 2 * 3 - 5
= 2 * (13 - 5 * 2) - 5
= 2 * 13 - 4 * 5 - 5
= 2 * 13 - 5 * 5
よって、5(5)+13(2)=15(-5) + 13(2) = 1 となります。
したがって、x0=5x_0 = -5, y0=2y_0 = 25x+13y=15x + 13y = 1 の一つの解です。
次に、一般解を求めます。
5x+13y=15x + 13y = 1
5(5)+13(2)=15(-5) + 13(2) = 1
辺々引くと、
5(x+5)+13(y2)=05(x + 5) + 13(y - 2) = 0
5(x+5)=13(y2)5(x + 5) = -13(y - 2)
5と13は互いに素なので、x+5x + 5 は13の倍数、y2y - 2 は5の倍数となります。
したがって、x+5=13kx + 5 = 13k, y2=5ky - 2 = -5k (kは整数) と書けます。
x=13k5x = 13k - 5
y=5k+2y = -5k + 2

3. 最終的な答え

x=13k5x = 13k - 5
y=5k+2y = -5k + 2 (kは整数)

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