$x$軸上を等加速度直線運動している物体が、原点を時刻0秒に通過した後6.0秒間の速度と時間の関係を表す$v$-$t$図が与えられている。この$v$-$t$図を用いて、以下の問題を解く。 (1) 物体の加速度 $a$ [m/s$^2$] を求める。 (2) 物体が原点から最も遠ざかるときの時刻 $t_1$ [s] を求める。 (3) (2)のときの物体の位置 $x_1$ [m] を求める。 (4) 原点を通過してから6.0秒後の物体の位置 $x_2$ [m] を求める。

応用数学力学運動等加速度運動v-tグラフ
2025/5/28

1. 問題の内容

xx軸上を等加速度直線運動している物体が、原点を時刻0秒に通過した後6.0秒間の速度と時間の関係を表すvv-tt図が与えられている。このvv-tt図を用いて、以下の問題を解く。
(1) 物体の加速度 aa [m/s2^2] を求める。
(2) 物体が原点から最も遠ざかるときの時刻 t1t_1 [s] を求める。
(3) (2)のときの物体の位置 x1x_1 [m] を求める。
(4) 原点を通過してから6.0秒後の物体の位置 x2x_2 [m] を求める。

2. 解き方の手順

(1) 加速度 aa は、vv-ttグラフの傾きとして求められる。vv-ttグラフより、時刻 t=0t = 0 sで v=8.0v = 8.0 m/s、時刻 t=6.0t = 6.0 sで v=4.0v = -4.0 m/sなので、加速度は
a=4.08.06.00=12.06.0=2.0a = \frac{-4.0 - 8.0}{6.0 - 0} = \frac{-12.0}{6.0} = -2.0 m/s2^2
となる。
(2) 物体が原点から最も遠ざかるとき、速度が0になる。等加速度運動の公式 v=v0+atv = v_0 + at を用いる。
0=8.0+(2.0)t10 = 8.0 + (-2.0)t_1
2.0t1=8.02.0t_1 = 8.0
t1=4.0t_1 = 4.0 s
(3) 時刻 t1t_1 での位置 x1x_1 は、等加速度直線運動の公式 x=v0t+12at2x = v_0t + \frac{1}{2}at^2 を用いる。
x1=8.0×4.0+12(2.0)(4.0)2x_1 = 8.0 \times 4.0 + \frac{1}{2}(-2.0)(4.0)^2
x1=3216=16x_1 = 32 - 16 = 16 m
(4) 時刻 t=6.0t=6.0 s での位置 x2x_2 は、等加速度直線運動の公式 x=v0t+12at2x = v_0t + \frac{1}{2}at^2 を用いる。
x2=8.0×6.0+12(2.0)(6.0)2x_2 = 8.0 \times 6.0 + \frac{1}{2}(-2.0)(6.0)^2
x2=4836=12x_2 = 48 - 36 = 12 m

3. 最終的な答え

(1) 加速度: a=2.0a = -2.0 m/s2^2
(2) 時刻: t1=4.0t_1 = 4.0 s
(3) 位置: x1=16x_1 = 16 m
(4) 位置: x2=12x_2 = 12 m

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