まず、a+c=81 から c=81−a であることがわかります。 これを a2+b2=c2 に代入すると、 a2+b2=(81−a)2 となります。 これを展開すると、
a2+b2=812−162a+a2 b2=812−162a b2=81(81−2a) b2=81(81−2a) より、 81−2a は平方数でなければなりません。 81=92 なので、b は9の倍数です。 81−2a>0 である必要があるので、2a<81 より、a<40.5 です。 a は整数なので、a≤40 となります。 ここで、81−2a=k2 (k は整数)とおくと、2a=81−k2。 a=(81−k2)/2 となります。 a が整数であるためには、81−k2 が偶数である必要があります。 これは k2 が奇数であることと同値なので、k は奇数である必要があります。 k が奇数で、 k2<81 を満たすものを探します。 k=1,3,5,7,9 が候補となります。 k=1 のとき、 a=(81−1)/2=40。 c=81−40=41。 b2=81(81−2∗40)=81(1)=81。 b=9。 (a,b,c)=(40,9,41) k=3 のとき、 a=(81−9)/2=36。 c=81−36=45。 b2=81(81−2∗36)=81(9)=729。 b=27。 (a,b,c)=(36,27,45) k=5 のとき、 a=(81−25)/2=28。 c=81−28=53。 b2=81(81−2∗28)=81(25)=2025。 b=45。 (a,b,c)=(28,45,53) k=7 のとき、 a=(81−49)/2=16。 c=81−16=65。 b2=81(81−2∗16)=81(49)=3969。 b=63。 (a,b,c)=(16,63,65) k=9 のとき、 a=(81−81)/2=0。 これは a が正の整数という条件を満たさないので、不適。 したがって、a,b,c の組み合わせは、 (40, 9, 41), (36, 27, 45), (28, 45, 53), (16, 63, 65) の4通りです。