(1) $t \neq -1$ のとき、次の関係式を示す。 $\frac{1}{1+t} = \sum_{k=0}^{n-1} (-1)^k t^k + \frac{(-1)^n t^n}{1+t}$ (2) 無限級数 $\sum_{n=1}^{\infty} \frac{(-1)^{n-1}}{n}$ が収束することを示し、その値を求める。
2025/5/28
1. 問題の内容
(1) のとき、次の関係式を示す。
(2) 無限級数 が収束することを示し、その値を求める。
2. 解き方の手順
(1) 等比数列の和の公式を使う。
したがって、
これで、関係式が示された。
(2) 交代級数の収束判定法を用いる。
とすると、 は単調減少で、 である。
したがって、交代級数 は収束する。
収束値を求める。
(1) で とすると、
ここで、 を考える。
(ただし )
両辺を積分して、
したがって、
3. 最終的な答え
(1)
(2) 収束し、その値は である。