与えられた画像は基礎微積分学I, IIの定期テストの問題です。問1から問6まで、様々な微積分に関する問題が含まれています。 具体的には、 * 問1: 逆三角関数の値を求める問題 * 問2: 極限値を求める問題 * 問3: 関数の微分を求める問題 * 問4: 導関数の定義に従って関数を微分する問題 * 問5: 関数のグラフの概形を描く問題 * 問6: 関数の積の微分可能性を証明する問題

解析学微積分逆三角関数極限微分導関数関数のグラフ微分可能性
2025/6/5
## 回答

1. 問題の内容

与えられた画像は基礎微積分学I, IIの定期テストの問題です。問1から問6まで、様々な微積分に関する問題が含まれています。
具体的には、
* 問1: 逆三角関数の値を求める問題
* 問2: 極限値を求める問題
* 問3: 関数の微分を求める問題
* 問4: 導関数の定義に従って関数を微分する問題
* 問5: 関数のグラフの概形を描く問題
* 問6: 関数の積の微分可能性を証明する問題

2. 解き方の手順

画像全体の問題をすべて解くのは難しいので、いくつか例を挙げて解き方を説明します。
**問1 (2): arctan(-1)**
arctan はtanの逆関数なので、arctan(x)=θarctan(x) = \thetatan(θ)=xtan(\theta) = x を意味します。
tan(θ)=1tan(\theta) = -1 となるθ\thetaを考えます。
tan(π4)=1tan(-\frac{\pi}{4}) = -1なので、arctan(1)=π4arctan(-1) = -\frac{\pi}{4}となります。
**問2 (1): limn(n2+2)(n2n+4)6n4n3n2+1\lim_{n\to\infty} \frac{(n^2+2)(n^2-n+4)}{6n^4-n^3-n^2+1}**
分子を展開すると、(n2+2)(n2n+4)=n4n3+4n2+2n22n+8=n4n3+6n22n+8(n^2+2)(n^2-n+4) = n^4 - n^3 + 4n^2 + 2n^2 - 2n + 8 = n^4 - n^3 + 6n^2 - 2n + 8 となります。
分子分母をn4n^4で割ると、
(n2+2)(n2n+4)6n4n3n2+1=11n+6n22n3+8n461n1n2+1n4\frac{(n^2+2)(n^2-n+4)}{6n^4-n^3-n^2+1} = \frac{1 - \frac{1}{n} + \frac{6}{n^2} - \frac{2}{n^3} + \frac{8}{n^4}}{6 - \frac{1}{n} - \frac{1}{n^2} + \frac{1}{n^4}}
nn \to \inftyのとき、1n,1n2,1n3,1n4\frac{1}{n}, \frac{1}{n^2}, \frac{1}{n^3}, \frac{1}{n^4}は0に近づくので、
limn(n2+2)(n2n+4)6n4n3n2+1=16\lim_{n\to\infty} \frac{(n^2+2)(n^2-n+4)}{6n^4-n^3-n^2+1} = \frac{1}{6}
**問3 (1): xcosx\sqrt{x} \cos{x}**
積の微分公式 (fg)=fg+fg(fg)' = f'g + fg'を使用します。
f(x)=x=x1/2f(x) = \sqrt{x} = x^{1/2}g(x)=cosxg(x) = \cos{x} とすると、
f(x)=12x1/2=12xf'(x) = \frac{1}{2}x^{-1/2} = \frac{1}{2\sqrt{x}}
g(x)=sinxg'(x) = -\sin{x}
したがって、 (xcosx)=12xcosx+x(sinx)=cosx2xxsinx(\sqrt{x} \cos{x})' = \frac{1}{2\sqrt{x}} \cos{x} + \sqrt{x}(-\sin{x}) = \frac{\cos{x}}{2\sqrt{x}} - \sqrt{x}\sin{x}

3. 最終的な答え

上記の例題の答えは以下の通りです。
* 問1 (2): π4-\frac{\pi}{4}
* 問2 (1): 16\frac{1}{6}
* 問3 (1): cosx2xxsinx\frac{\cos{x}}{2\sqrt{x}} - \sqrt{x}\sin{x}

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