与えられた3つの関数について、その増減を調べ、極値が存在する場合はその極値を求めよ。 (1) $f(x) = -2x^3 - 1$ (2) $f(x) = 2x^3 - 3x^2$ (3) $f(x) = x^3 - 3x^2 + 3x - 1$
2025/5/28
1. 問題の内容
与えられた3つの関数について、その増減を調べ、極値が存在する場合はその極値を求めよ。
(1)
(2)
(3)
2. 解き方の手順
各関数について、以下の手順で増減と極値を求める。
(1) 導関数 を計算する。
(2) となる を求める。これが極値の候補となる。
(3) の符号の変化を調べる。
- ならば は増加
- ならば は減少
- の符号が正から負に変わる点で極大値を持ち、負から正に変わる点で極小値を持つ。
(4) 極値を持つ点における の値を計算する。
(1)
となるのは のときのみ。
のとき
のとき
の前後で の符号が変わらないため、極値は存在しない。
は常に減少する。
(2)
となるのは と のとき。
のとき
のとき
のとき
で極大値を持ち、極大値は
で極小値を持ち、極小値は
(3)
となるのは のときのみ。
のとき
のとき
の前後で の符号が変わらないため、極値は存在しない。
は常に増加する。
3. 最終的な答え
(1) 極値なし。
(2) で極大値 、 で極小値
(3) 極値なし。