関数 $y = f(x)$ において、$f(x) = \frac{1}{x^2}$ のとき、$x$ の区間 1 から 2 までの定積分を求めよ。

解析学定積分関数積分
2025/5/29

1. 問題の内容

関数 y=f(x)y = f(x) において、f(x)=1x2f(x) = \frac{1}{x^2} のとき、xx の区間 1 から 2 までの定積分を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、f(x)=1x2f(x) = \frac{1}{x^2}x2x^{-2} と書き換えます。
次に、x2x^{-2} の不定積分を求めます。
不定積分の公式 xndx=xn+1n+1+C\int x^n dx = \frac{x^{n+1}}{n+1} + C (ただし、n1n \neq -1) を用いると、
x2dx=x2+12+1+C=x11+C=1x+C\int x^{-2} dx = \frac{x^{-2+1}}{-2+1} + C = \frac{x^{-1}}{-1} + C = -\frac{1}{x} + C
となります。
したがって、x2x^{-2} の不定積分は 1x+C-\frac{1}{x} + C です。
次に、定積分 121x2dx\int_1^2 \frac{1}{x^2} dx を計算します。
定積分の基本定理より、
121x2dx=[1x]12=12(11)=12+1=12 \int_1^2 \frac{1}{x^2} dx = \left[ -\frac{1}{x} \right]_1^2 = -\frac{1}{2} - \left( -\frac{1}{1} \right) = -\frac{1}{2} + 1 = \frac{1}{2}

3. 最終的な答え

12\frac{1}{2}

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