等差数列の和を求める問題です。具体的には、 (1) 数列 -20, -18, -16, ..., 28 の和 (2) 初項 2, 公差 -3 の等差数列の初項から第 n 項までの和 (3) 第 10 項が 35, 第 24 項が 91 の等差数列の第 15 項から第 40 項までの和 をそれぞれ計算します。

代数学等差数列数列の和等差数列の一般項
2025/3/25

1. 問題の内容

等差数列の和を求める問題です。具体的には、
(1) 数列 -20, -18, -16, ..., 28 の和
(2) 初項 2, 公差 -3 の等差数列の初項から第 n 項までの和
(3) 第 10 項が 35, 第 24 項が 91 の等差数列の第 15 項から第 40 項までの和
をそれぞれ計算します。

2. 解き方の手順

(1) 等差数列 -20, -18, -16, ..., 28 の和
まず、初項 a=20a = -20、公差 d=18(20)=2d = -18 - (-20) = 2 です。末項 l=28l = 28 とします。
項数 nn を求めます。一般項は an=a+(n1)da_n = a + (n-1)d で与えられます。
28=20+(n1)228 = -20 + (n-1)2
48=(n1)248 = (n-1)2
24=n124 = n-1
n=25n = 25
よって、項数は 25 です。
等差数列の和の公式 Sn=n2(a+l)S_n = \frac{n}{2}(a+l) を用います。
S25=252(20+28)=252(8)=25×4=100S_{25} = \frac{25}{2}(-20 + 28) = \frac{25}{2}(8) = 25 \times 4 = 100
(2) 初項 2, 公差 -3 の等差数列の初項から第 n 項までの和
初項 a=2a = 2、公差 d=3d = -3 です。
等差数列の和の公式 Sn=n2(2a+(n1)d)S_n = \frac{n}{2}(2a + (n-1)d) を用います。
Sn=n2(2(2)+(n1)(3))=n2(43n+3)=n2(73n)S_n = \frac{n}{2}(2(2) + (n-1)(-3)) = \frac{n}{2}(4 - 3n + 3) = \frac{n}{2}(7 - 3n)
(3) 第 10 項が 35, 第 24 項が 91 の等差数列の第 15 項から第 40 項までの和
第 10 項を a10=35a_{10} = 35、第 24 項を a24=91a_{24} = 91 とします。
a10=a+9d=35a_{10} = a + 9d = 35
a24=a+23d=91a_{24} = a + 23d = 91
2つの式を引き算します。
14d=5614d = 56
d=4d = 4
a+9(4)=35a + 9(4) = 35
a+36=35a + 36 = 35
a=1a = -1
よって、初項 a=1a = -1、公差 d=4d = 4 です。
第 15 項から第 40 項までの和を求めます。
第 15 項 a15=a+14d=1+14(4)=1+56=55a_{15} = a + 14d = -1 + 14(4) = -1 + 56 = 55
第 40 項 a40=a+39d=1+39(4)=1+156=155a_{40} = a + 39d = -1 + 39(4) = -1 + 156 = 155
項数は 4015+1=2640 - 15 + 1 = 26 です。
S=n2(a15+a40)=262(55+155)=13(210)=2730S = \frac{n}{2}(a_{15} + a_{40}) = \frac{26}{2}(55 + 155) = 13(210) = 2730

3. 最終的な答え

(1) 100
(2) n2(73n)\frac{n}{2}(7 - 3n)
(3) 2730

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