1から200までの整数について、以下の2つの問題に答えます。 (1) 4で割ると1余る数の和を求めます。 (2) 4の倍数または6の倍数の和を求めます。

算数等差数列倍数和の計算整数
2025/3/25

1. 問題の内容

1から200までの整数について、以下の2つの問題に答えます。
(1) 4で割ると1余る数の和を求めます。
(2) 4の倍数または6の倍数の和を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 4で割ると1余る数の和
4で割ると1余る数は、4n+14n+1nnは整数)の形で表されます。
1から200までの範囲で、4n+14n+1を満たすnnの範囲を求めます。
14n+12001 \le 4n+1 \le 200
04n1990 \le 4n \le 199
0n1994=49.750 \le n \le \frac{199}{4} = 49.75
したがって、nnは0から49までの整数です。つまり、求める数はn=0,1,2,...,49n=0,1,2,...,49に対応する4n+14n+1です。
これらの数の和は、等差数列の和の公式を用いて計算できます。
初項は4(0)+1=14(0)+1 = 1, 末項は4(49)+1=1974(49)+1 = 197, 項数は50です。
等差数列の和の公式は、n(a1+an)2\frac{n(a_1+a_n)}{2}nnは項数、a1a_1は初項、ana_nは末項)です。
したがって、和は50(1+197)2=50(198)2=50(99)=4950\frac{50(1+197)}{2} = \frac{50(198)}{2} = 50(99) = 4950です。
(2) 4の倍数または6の倍数の和
4の倍数の和と6の倍数の和をそれぞれ求め、重複している12の倍数の和を引きます。
4の倍数:4n4nnnは整数)。14n2001 \le 4n \le 200 より 1n501 \le n \le 50
4の倍数の和はn=1504n=4n=150n=4×50(50+1)2=4×50(51)2=4×25(51)=100(51)=5100\sum_{n=1}^{50} 4n = 4\sum_{n=1}^{50} n = 4 \times \frac{50(50+1)}{2} = 4 \times \frac{50(51)}{2} = 4 \times 25(51) = 100(51) = 5100
6の倍数:6n6nnnは整数)。16n2001 \le 6n \le 200 より 1n2006=33.33...1 \le n \le \frac{200}{6} = 33.33...。 よって、nnは1から33までの整数。
6の倍数の和はn=1336n=6n=133n=6×33(33+1)2=6×33(34)2=6×33(17)=3(33)(34)=1122(3)=3366\sum_{n=1}^{33} 6n = 6\sum_{n=1}^{33} n = 6 \times \frac{33(33+1)}{2} = 6 \times \frac{33(34)}{2} = 6 \times 33(17) = 3(33)(34) = 1122(3) = 3366
12の倍数:12n12nnnは整数)。112n2001 \le 12n \le 200 より 1n20012=16.66...1 \le n \le \frac{200}{12} = 16.66...。 よって、nnは1から16までの整数。
12の倍数の和はn=11612n=12n=116n=12×16(16+1)2=12×16(17)2=12×8(17)=96(17)=1632\sum_{n=1}^{16} 12n = 12\sum_{n=1}^{16} n = 12 \times \frac{16(16+1)}{2} = 12 \times \frac{16(17)}{2} = 12 \times 8(17) = 96(17) = 1632
4の倍数または6の倍数の和は、5100+33661632=84661632=68345100 + 3366 - 1632 = 8466 - 1632 = 6834

3. 最終的な答え

(1) 4で割って1余る数の和: 4950
(2) 4の倍数または6の倍数の和: 6834

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