極座標で表された円 $r=4\cos\theta$ と直線 $r=\frac{a}{\cos\theta}$ が共有点を持たないような正の定数 $a$ の値の範囲を求める問題です。

幾何学極座標直交座標直線共有点不等式
2025/5/28

1. 問題の内容

極座標で表された円 r=4cosθr=4\cos\theta と直線 r=acosθr=\frac{a}{\cos\theta} が共有点を持たないような正の定数 aa の値の範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、極座標の方程式を直交座標の方程式に変換します。
r=4cosθr = 4\cos\theta について、r2=4rcosθr^2 = 4r\cos\theta と変形できます。r2=x2+y2r^2 = x^2 + y^2 および x=rcosθx = r\cos\theta を代入すると、
x2+y2=4xx^2 + y^2 = 4x
x24x+y2=0x^2 - 4x + y^2 = 0
(x2)2+y2=4(x - 2)^2 + y^2 = 4
これは、中心が (2,0)(2, 0)、半径が 22 の円を表します。
次に、直線 r=acosθr = \frac{a}{\cos\theta} について、rcosθ=ar\cos\theta = a と変形できます。x=rcosθx = r\cos\theta を代入すると、x=ax = a となります。
これは、直線 x=ax = a を表します。
(x2)2+y2=4(x - 2)^2 + y^2 = 4 と直線 x=ax = a が共有点を持たない条件を求めます。
円の中心 (2,0)(2, 0) から直線 x=ax = a までの距離は 2a|2 - a| です。円と直線が共有点を持たない条件は、この距離が円の半径 22 よりも大きいことです。
2a>2|2 - a| > 2
2a>22 - a > 2 または 2a<22 - a < -2
2a>22 - a > 2 のとき、a<0a < 0 となりますが、aa は正の定数なので、この条件は不適です。
2a<22 - a < -2 のとき、a>4a > 4 となります。

3. 最終的な答え

a>4a > 4

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