与えられた定積分を計算します。 問題は、次の定積分の和を計算することです。 $\int_{-1}^{1}(-6x^2+12x+7)dx + \int_{1}^{2}(-6x^2+12x+7)dx + \int_{2}^{2}(-6x^2+12x+7)dx$

解析学定積分積分積分計算
2025/3/26

1. 問題の内容

与えられた定積分を計算します。
問題は、次の定積分の和を計算することです。
11(6x2+12x+7)dx+12(6x2+12x+7)dx+22(6x2+12x+7)dx\int_{-1}^{1}(-6x^2+12x+7)dx + \int_{1}^{2}(-6x^2+12x+7)dx + \int_{2}^{2}(-6x^2+12x+7)dx

2. 解き方の手順

まず、与えられた定積分の性質を利用します。積分区間が連続している場合、積分をまとめることができます。
abf(x)dx+bcf(x)dx=acf(x)dx\int_{a}^{b}f(x)dx + \int_{b}^{c}f(x)dx = \int_{a}^{c}f(x)dx
これを用いて、最初の2つの積分をまとめます。
11(6x2+12x+7)dx+12(6x2+12x+7)dx=12(6x2+12x+7)dx\int_{-1}^{1}(-6x^2+12x+7)dx + \int_{1}^{2}(-6x^2+12x+7)dx = \int_{-1}^{2}(-6x^2+12x+7)dx
また、aaf(x)dx=0\int_{a}^{a}f(x)dx = 0であるため、22(6x2+12x+7)dx=0\int_{2}^{2}(-6x^2+12x+7)dx = 0です。
したがって、求める定積分は、
12(6x2+12x+7)dx\int_{-1}^{2}(-6x^2+12x+7)dx
となります。
次に、不定積分を計算します。
(6x2+12x+7)dx=6x2dx+12xdx+71dx=6x33+12x22+7x+C=2x3+6x2+7x+C\int(-6x^2+12x+7)dx = -6\int x^2 dx + 12\int x dx + 7\int 1 dx = -6\frac{x^3}{3} + 12\frac{x^2}{2} + 7x + C = -2x^3 + 6x^2 + 7x + C
ここで、F(x)=2x3+6x2+7xF(x) = -2x^3 + 6x^2 + 7xとおきます。
定積分を計算します。
12(6x2+12x+7)dx=F(2)F(1)=(2(2)3+6(2)2+7(2))(2(1)3+6(1)2+7(1))=(16+24+14)(2+67)=221=21\int_{-1}^{2}(-6x^2+12x+7)dx = F(2) - F(-1) = (-2(2)^3 + 6(2)^2 + 7(2)) - (-2(-1)^3 + 6(-1)^2 + 7(-1)) = (-16 + 24 + 14) - (2 + 6 - 7) = 22 - 1 = 21

3. 最終的な答え

21

「解析学」の関連問題

与えられた極限 $\lim_{n \to \infty} \frac{n^2}{3n+1}$ を計算します。問題文には、途中の式変形と答えが書かれていますが、ここでは手順を詳しく説明します。

極限数列不定形計算
2025/4/8

与えられた極限 $\lim_{n \to \infty} (n^2 - n)$ を計算し、式変形 $\lim_{n \to \infty} n^2 (1 - \frac{1}{n})$ の括弧内に適切...

極限数列式変形
2025/4/8

$\lim_{n\to\infty}(\sqrt{n^2+4n} - n)$を求める。

極限数列式変形ルート
2025/4/8

与えられた極限を計算する問題です。 $$ \lim_{n \to \infty} \frac{4}{\sqrt{9+\frac{4}{n}} + 3} $$

極限数列関数の極限
2025/4/8

関数 $f(x) = 2\sin^2 x + 4\sin x + 3\cos 2x$ について、 (1) $t = \sin x$ とするとき、$f(x)$ を $t$ の式で表す。 (2) $f(x...

三角関数最大値最小値方程式解の個数二次関数
2025/4/8

点P(x, y)が原点Oを中心とする半径$\sqrt{2}$の円周上を動くとき、$\sqrt{3}x + y$の最小値と、$x^2 + 2xy + 3y^2$の最大値を求めよ。

三角関数最大値最小値パラメータ表示
2025/4/8

点 $P(x, y)$ が原点Oを中心とする半径 $\sqrt{2}$ の円周上を動くとき、$\sqrt{3}x + y$ の最小値と、$x^2 + 2xy + 3y^2$ の最大値を求める問題です。

三角関数最大・最小
2025/4/8

関数 $f(x) = \sqrt{2} \sin x \cos x + \sin x + \cos x$ が与えられている。ただし,$0 \le x \le 2\pi$ である。 (1) $t = \...

三角関数最大値最小値合成
2025/4/8

関数 $f(x) = 4x^3 + 3x^2 + x$ が与えられています。関数 $F(x)$ は $F(x) = \int_{x}^{2} f(t) dt$ で定義されます。$F(x)$ が最大にな...

積分微分関数の最大値微分積分学の基本定理
2025/4/8

$f(x) = 4x^3 + 3x^2 + x$ とする。 $F(x) = \int_1^x f(t) dt$ が最大になるような $x$ の値と、その時の $F(x)$ の最大値を求めよ。

積分微分最大値極値
2025/4/8