「偶数と奇数の和が奇数であること」を説明するために、偶数と奇数を表したい。正しい表し方を選ぶ問題です。選択肢は以下の3つです。 1. $m$ を偶数として、$n$ を奇数とする

数論偶数奇数整数の性質証明
2025/5/28

1. 問題の内容

「偶数と奇数の和が奇数であること」を説明するために、偶数と奇数を表したい。正しい表し方を選ぶ問題です。選択肢は以下の3つです。

1. $m$ を偶数として、$n$ を奇数とする

2. $n$ を整数として、偶数は $2n$ 、奇数は $2n+1$

3. $m$, $n$ を整数として、偶数は $2m$ 、奇数は $2n+1$

2. 解き方の手順

偶数と奇数の定義を理解している必要があります。
* 偶数:2で割り切れる整数。
* 奇数:2で割り切れない整数。
選択肢1は、mm が偶数、nn が奇数であると定義していますが、これだけでは具体的な表現になっていません。和が奇数になることを説明するには、偶数と奇数がどのような形をしているかを表す必要があります。
選択肢2は、nn を整数として、偶数は 2n2n 、奇数は 2n+12n+1 と表しています。これは正しい表現です。なぜなら、2n2n は常に2で割り切れるため偶数であり、2n+12n+12n2n に1を足した数なので、必ず奇数になります。
選択肢3は、mm, nn を整数として、偶数は 2m2m 、奇数は 2n+12n+1 と表しています。これも正しい表現です。2m2m は常に2で割り切れるため偶数であり、2n+12n+12n2n に1を足した数なので、必ず奇数になります。mmnnは異なる文字を使っているので、2m2m2n+12n+1は独立した偶数と奇数を表すことができます。
問題文には「正しい表し方を選びなさい」と書かれており、選択肢2と3はどちらも正しいです。しかし、より一般的なのは選択肢3の方です。なぜなら、選択肢2では偶数と奇数を同じ変数 nn で表現しているため、特定の偶数と奇数の組み合わせしか表現できません。一方、選択肢3では異なる変数 mmnn を使用しているため、任意の偶数と任意の奇数の組み合わせを表現できます。

3. 最終的な答え

3

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